官能小説得意な方!

  • 下話
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    • 慎吾ママ
      14/01/31 02:40:33



    「ガード…甘いんじゃないの?バーテンさん」


    「…酔ってるんですか?お客さん」


    突然の出来事にびっくりしたのは一瞬。唇の感触ですぐにしんごだとわかった。


    「酔ってないよ」


    「酔ってるでしょ?」


    「じゃあ酔ってる」


    しんごの体が私の体を扉に押し付ける。私はそこから逃れようと、手を間に挟んで胸を押す。でもびくともしない。その体勢のまま、しんごは両方の腕を私の顔の左右の扉にあて、さらにかっちり拘束される。


    「っ!…離してっ」


    しんごの目を見られないまま抵抗する。


    「やだね。やっと捕まえたんだ」


    そう言ってまた唇を重ねてくる。


    この手で彼女の頭を撫でたんでしょう?
    この腕で彼女の肩を抱いたんでしょう?
    この唇で………


    彼女を愛したんでしょう?


    私は入ってこようとする舌を、歯を食いしばって阻止する。


    しんごは私の口内を犯そうとするのをやめ、首筋に顔を落としてきた。扉に押し付けていた腕は片方は肩を抱き、もう片方は胸をまさぐる。


    「やだっ…やめて。こんな所でやだっ」


    あれほど焦がれた感触。夢見たのはこんなトイレの中じゃない。


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