官能小説得意な方! へのコメント(No.1406

  • No.1406 慎吾ママ

    14/02/03 08:09:21



    「じゃあ運転手さん、お願いしまーす」


    バーテンさんの次は運転手さん、か。何だか私、使いやすい女に思われてない?


    「…どう行ったらいい?」


    車をゆっくり発進させ、左右を確認しながらガレージを出る。


    「まず大通りに出て左折。それから…」


    しんごの指示通りに車を走らせる。


    何でもない風に装いはしていても、心臓がバクバクしているのが自分でわかる。狭い車内でしんごに聞こえてしまうんじゃないかと心配になるくらい。




    程無くして車は高級住宅街に入る。その中でも一際立派なマンションに着いた。


    「…ここ?」


    マンションの名前を確認してしんごに訪ねる。


    「そう、ここ。正面の階段の横が地下駐車場のガレージになってるから、そこ入って」


    携帯の画像で見た階段…。あの場所だとすぐわかった。チクリと胸が痛む。


    言われた通りに地下への坂を下り、しんごの契約している場所まで進む。以前見たポルシェが堂々とそこに納められている。


    私が知っているマンションのガレージとは少し様子が違う。来客用のスペースなのか、しんごのポルシェの横は余裕でもう一台停められるように空いている。ポルシェの後ろには専用のロッカーと止水栓が備えつけられていた。


    そこに私の軽をちょこんと停車させ、車を降りて後部の扉を開ける。


    「いてて…」


    やっぱり無理な体勢で我慢してくれていたのか、体を起こしながら小さな声でしんごは呟いた。


    自分の鞄と帽子を取って降りてきた。

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