官能小説得意な方! へのコメント(No.1326

  • No.1326 慎吾ママ

    14/01/30 02:23:15




    「バーテンさん、カクテルは何が作れるの?」


    「一応、スタンダードな物は一通り………」


    カウンター越しに会話をする。端から見れば普通にバーテンダーに注文する客。


    「じゃあ…ベルベット・キスを」


    「…甘いのお好きなんですね」


    私はシェーカーを振り、カクテルグラスに注いで差し出す。しんごはそれを持って、またあちらに戻って行く………

    かと思ったら、その場でくいっと空けてしまった。


    「美味いっ!いい腕してるねバーテンさん。じゃあ次はビトウィン・ザ・シーツ」


    カウンターで頬杖をつき、ニヤニヤしながらしんごは次のオーダーをする。


    「キツいの続けて大丈夫なんですか?」


    「だーいじょぶ!」


    私はオーダーされた通り、またシェーカーを振りカクテルグラスにレモンを添えて出す。しんごはそれもすぐに飲み干し、レモンをかじる。


    「すっぱー。じゃあ次は………セックス・オン・ザ・ビーチ」


    「からかってるんですか!?お客さんっ!!」


    さっきからエッチな名前のカクテルばかり。思わず私はしんごに少し詰め寄る。


    「かとりさん、あまりうちのヘルプからかわないでよ(笑)彼女、これでも人妻なんだからご主人に怒られちゃうよ。ゆりちゃん、ちょっと休憩行っていいよ」


    そのやり取りを見ていた店長が声をかける。


    …今、人妻とか主人とかしんごの前で言ってほしくなかった。


    またイライラしてきた。


    私はビアサーバーからグラスに半分以上泡のビールを注いで


    「ごゆっくりどうぞっ」


    しんごの前にドンっと置いて、更衣室に引っ込んだ。





    続くm(__)m

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