官能小説得意な方! へのコメント(No.1262

  • No.1262 慎吾ママ

    14/01/28 01:24:47


    そもそも俺はこういうタイプの女が一番嫌いだ。


    自分に自信があるから、こうやってねだれば誰でも抱いてくれると思ってるのか?


    据え膳食わぬはなんちゃらって、俺が思うと思ってるんだろうか?据えられた膳によるっての。


    俺は荷物を持ったまま、すがりつくやつの肩を掴みゆっくり体を離す。


    「もう帰りな。キミを家に上げる事は出来ないから。」


    「そんな…かとりさん。私はこんなにかとりさんが好きなのにっ」


    顔を上げて俺を見つめながら訴えてくる。やれやれ、と片方の目と眉に力が入り持っていたカバンを肩にひっかけ無意識に首を横に向ける。他に人がいる様子はない。


    ここははっきり言ってやった方が俺のためでもありこいつのためにもなるか。


    「ほんっとに、いい加減にしなよ。俺にその気は無いし、こうしてここまで来られるのも迷惑だ。やってることストーカーと変わらないよ?」


    少し語気を強くして言った。みるみるやつの顔が崩れ、涙をポロポロ流す。そしてその場にしゃがんでうつむいてしまった。 俺はスマホを取り出し、たまに世話になっているタクシー会社に電話した。


    「ほら、タクシー呼んだから帰りなさいよっと」


    やつの腕を掴み、立ち上がらせる。


    「ごめんなさい…ごめんなさい………」


    謝りながらその場を動こうとしないやつの頭に一度ポンっと手を置く。とりあえず泣き止んでもらわないと、という意識があったのかもしれない。すぐにタクシーが見えたので、やつの肩を抱いて階段を降りた。


    「じゃあね」


    やつは無言のままタクシーに乗り込み去って行った。


    ふーっと大きくため息をつき、俺はまた階段を上がる。


    だから疲れてんだって……くそっ。


    睡眠時間を少し削られてしまったことにイライラしながら、俺はマンションに入った。


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