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急上昇
毎日愛情を伝えられて育った子供
14/01/30 02:23:15
「バーテンさん、カクテルは何が作れるの?」 「一応、スタンダードな物は一通り………」 カウンター越しに会話をする。端から見れば普通にバーテンダーに注文する客。 「じゃあ…ベルベット・キスを」 「…甘いのお好きなんですね」 私はシェーカーを振り、カクテルグラスに注いで差し出す。しんごはそれを持って、またあちらに戻って行く……… かと思ったら、その場でくいっと空けてしまった。 「美味いっ!いい腕してるねバーテンさん。じゃあ次はビトウィン・ザ・シーツ」 カウンターで頬杖をつき、ニヤニヤしながらしんごは次のオーダーをする。 「キツいの続けて大丈夫なんですか?」 「だーいじょぶ!」 私はオーダーされた通り、またシェーカーを振りカクテルグラスにレモンを添えて出す。しんごはそれもすぐに飲み干し、レモンをかじる。 「すっぱー。じゃあ次は………セックス・オン・ザ・ビーチ」 「からかってるんですか!?お客さんっ!!」 さっきからエッチな名前のカクテルばかり。思わず私はしんごに少し詰め寄る。 「かとりさん、あまりうちのヘルプからかわないでよ(笑)彼女、これでも人妻なんだからご主人に怒られちゃうよ。ゆりちゃん、ちょっと休憩行っていいよ」 そのやり取りを見ていた店長が声をかける。 …今、人妻とか主人とかしんごの前で言ってほしくなかった。 またイライラしてきた。 私はビアサーバーからグラスに半分以上泡のビールを注いで 「ごゆっくりどうぞっ」 しんごの前にドンっと置いて、更衣室に引っ込んだ。 続くm(__)m
14/01/31 02:37:38
>>1326 続き 休憩中、更衣室で携帯をチェックする。家族はとっくに寝ている時間。特に連絡が来ていない所を見ると、何も問題は無いんだろう。 携帯を閉じてバッグに直す時、車のキーが目についた。 「マフラー…」 車に積んであるマフラーを思い出した。 今、渡せる距離にしんごがいる。でも渡すタイミングはあるんだろうか。そもそも、捨ててしまおうかと思った物を渡す気分になれない。 …でも…もしかしたら… 彼の事を想って買ったプレゼント。どうしたらいいかわからなくなった。とりあえずキーをポケットにねじ込み、ホールに戻る。 カウンターにもうしんごの姿は無かった。みんなの輪の中に戻ったのか。 まともな会話すら出来ないくせに、姿が見られないのは寂しかった。 「あ、ゆりちゃん。大丈夫?」 店長が声をかけてくる。 「何がですか?」 「からかわれてたでしょ。珍しいんだけどね、かとりさんが従業員に声をかけるの。」 「大丈夫ですよ。気にしてませんから(笑)」 私はカウンターに並んだ空のグラスを片付けながら返事する。 「あの…すみません」 貸し切り客の女性が声をかけてきた。
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古トピの為、これ以上コメントできません
14/02/01 12:58:39
読み返したいのでちょいと失礼 >>1260>>1293>>1321>>1347
ぴよぴよ
14/02/01 23:46:22
まとめ >>1058 >>1260>>1261>>1262>>1263>>1264>>1265 >>1293>>1294>>1295>>1296>>1297 >>1321>>1322>>1323>>1324>>1325>>1326 >>1347>>1348>>1349>>1350 慎吾ママさん勝手にまとめてすいません>_<
14/02/10 05:12:34
今のところのまとめ。 >>1260 >>1293 >>1321 >>1347 >>1396 >>1417 >>1458 >>1482
14/02/12 01:02:04
第三章まとめました。1月31日までに仕上げたかったけど、間に合わなかったのが残念でした(>_<) ----第三章------------- ☆プロローグ>>1260>>1261>>1262>>1263>>1264>>1265 ☆疑念>>1293>>1294>>1295>>1296>>1298 ☆バーテンダー>>1321>>1322>>1323>>1324>>1325>>1326>>1347>>1348>>1349>>1350>>1396>>1397 ☆マンションへ>>1398>>1405>>1406>>1407>>1417 ☆正直な想い>>1418>>1419>>1420>>1421 ☆寝室>>1458>>1459>>1460>>1461>>1462>>1463>>1464>>1465>>1466>>1467>>1482>>1483>>1484>>1485 ☆温もりを置いて>>1540>>1541>>1542>>1543 ☆エピローグ>>1544>>1545>>1546
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ママスタコミュニティはみんなで利用する共有の掲示板型コミュニティです。みんなが気持ちよく利用できる場にするためにご利用前には利用ルール・禁止事項をご確認いただき、投稿時には以下内容をもう一度ご確認ください。
上記すべてをご確認いただいた上で投稿してください。
No.1326 慎吾ママ
14/01/30 02:23:15
「バーテンさん、カクテルは何が作れるの?」
「一応、スタンダードな物は一通り………」
カウンター越しに会話をする。端から見れば普通にバーテンダーに注文する客。
「じゃあ…ベルベット・キスを」
「…甘いのお好きなんですね」
私はシェーカーを振り、カクテルグラスに注いで差し出す。しんごはそれを持って、またあちらに戻って行く………
かと思ったら、その場でくいっと空けてしまった。
「美味いっ!いい腕してるねバーテンさん。じゃあ次はビトウィン・ザ・シーツ」
カウンターで頬杖をつき、ニヤニヤしながらしんごは次のオーダーをする。
「キツいの続けて大丈夫なんですか?」
「だーいじょぶ!」
私はオーダーされた通り、またシェーカーを振りカクテルグラスにレモンを添えて出す。しんごはそれもすぐに飲み干し、レモンをかじる。
「すっぱー。じゃあ次は………セックス・オン・ザ・ビーチ」
「からかってるんですか!?お客さんっ!!」
さっきからエッチな名前のカクテルばかり。思わず私はしんごに少し詰め寄る。
「かとりさん、あまりうちのヘルプからかわないでよ(笑)彼女、これでも人妻なんだからご主人に怒られちゃうよ。ゆりちゃん、ちょっと休憩行っていいよ」
そのやり取りを見ていた店長が声をかける。
…今、人妻とか主人とかしんごの前で言ってほしくなかった。
またイライラしてきた。
私はビアサーバーからグラスに半分以上泡のビールを注いで
「ごゆっくりどうぞっ」
しんごの前にドンっと置いて、更衣室に引っ込んだ。
続くm(__)m
No.1347 慎吾ママ
14/01/31 02:37:38
>>1326
続き
休憩中、更衣室で携帯をチェックする。家族はとっくに寝ている時間。特に連絡が来ていない所を見ると、何も問題は無いんだろう。
携帯を閉じてバッグに直す時、車のキーが目についた。
「マフラー…」
車に積んであるマフラーを思い出した。
今、渡せる距離にしんごがいる。でも渡すタイミングはあるんだろうか。そもそも、捨ててしまおうかと思った物を渡す気分になれない。
…でも…もしかしたら…
彼の事を想って買ったプレゼント。どうしたらいいかわからなくなった。とりあえずキーをポケットにねじ込み、ホールに戻る。
カウンターにもうしんごの姿は無かった。みんなの輪の中に戻ったのか。
まともな会話すら出来ないくせに、姿が見られないのは寂しかった。
「あ、ゆりちゃん。大丈夫?」
店長が声をかけてくる。
「何がですか?」
「からかわれてたでしょ。珍しいんだけどね、かとりさんが従業員に声をかけるの。」
「大丈夫ですよ。気にしてませんから(笑)」
私はカウンターに並んだ空のグラスを片付けながら返事する。
「あの…すみません」
貸し切り客の女性が声をかけてきた。
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コメント
古トピの為、これ以上コメントできません
返信コメント
No.1391 匿名
14/02/01 12:58:39
読み返したいのでちょいと失礼
>>1260>>1293>>1321>>1347
No.1392
No.1393 匿名
14/02/01 23:46:22
まとめ
>>1058
>>1260>>1261>>1262>>1263>>1264>>1265
>>1293>>1294>>1295>>1296>>1297
>>1321>>1322>>1323>>1324>>1325>>1326
>>1347>>1348>>1349>>1350
慎吾ママさん勝手にまとめてすいません>_<
No.1520 抜けていたらごめん。
14/02/10 05:12:34
今のところのまとめ。
>>1260
>>1293
>>1321
>>1347
>>1396
>>1417
>>1458
>>1482
No.1586 慎吾ママ
14/02/12 01:02:04
第三章まとめました。1月31日までに仕上げたかったけど、間に合わなかったのが残念でした(>_<)
----第三章-------------
☆プロローグ>>1260>>1261>>1262>>1263>>1264>>1265
☆疑念>>1293>>1294>>1295>>1296>>1298
☆バーテンダー>>1321>>1322>>1323>>1324>>1325>>1326>>1347>>1348>>1349>>1350>>1396>>1397
☆マンションへ>>1398>>1405>>1406>>1407>>1417
☆正直な想い>>1418>>1419>>1420>>1421
☆寝室>>1458>>1459>>1460>>1461>>1462>>1463>>1464>>1465>>1466>>1467>>1482>>1483>>1484>>1485
☆温もりを置いて>>1540>>1541>>1542>>1543
☆エピローグ>>1544>>1545>>1546