官能小説得意な方! へのコメント(No.1418

  • No.1418 慎吾ママ

    14/02/04 23:57:47



    長い廊下の片側には手洗いと浴室、もう片側には部屋らしき扉が二つ。衣装部屋とアトリエらしい。突き当たりの扉を開けると、そこは一人で暮らすには広すぎるリビングで、一角が対面キッチンになっている。リビングの横にはもう一つ扉があって、そこを寝室にしているようだった。バルコニーがその寝室とリビングを外で繋ぐ。


    「座ってて」


    しんごは私をリビングに通すと一旦衣装部屋に行き、帽子とマフラー、コートを脱いで鞄を置いて戻ってきた。


    私はそーっとソファーに腰掛け、ついその辺をキョロキョロ見渡してしまう。


    大きなテレビの下の棚にはしんごの好きそうなアニメDVDがたくさん並んでいて、その近くにはコレクションボード。フィギュアが綺麗に並べられられている。


    女っ気は……無い。


    「コート脱げば?」


    しんごがコーヒーをテーブルに置き、隣に座る。私は出来る限りソファーの端っこの方に座り直し、しんごに背を向けてコートを脱いだ。


    「なーに?それ」


    私の態度が不満みたい。そりゃそうか。


    でも、あのモデルのことがどうしても引っ掛かって、開けっ広げにニコニコなんて出来ない。あれさえなければ、本当は自分からしんごの胸に飛び込んでいきたいはずなのに。


    ここに連れてきてくれたのだって、あのモデルが来てたのがバレたから義理で私も…なんて考えてしまう。


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