官能小説得意な方!

  • 下話
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    • 慎吾ママ
      14/01/28 01:23:37



    「お疲れ様でしたー。明日は一発目9時入りです。7時半に迎えにきますね。」


    「はーい、よろしくー。おやすみー。」


    いつものように担当マネージャーがワゴンで俺を自宅マンションまで送り、忙しそうに走り去って行った。


    俺はしんご。職業アイドル。仕事を終えてただ今帰宅。今日も忙しかった。ぐったりだ。


    マンションのエントランスまでは階段になっていて、それを上がるのもちょいキツい。


    重い体で階段を上がる。マンションの中に入るにはまず最初のガラス扉を開け、管理人室やポストの前を通り、インターホンの横にある鍵穴に鍵を差し込んで奥の扉を開けなくてはならない。もう慣れたけどひどく疲れた日や酔っ払った時はこの作業が非常に面倒くさい。


    何種類もの鍵がついたキーウォレットを取り出し、エントランスホールに入ろうとした時、


    「かとりさんっ………」


    エントランス前には木の植え込みがあって、その影から人が出てきた。


    呼ばれて俺は扉にかけた手を止めた。


    誰だ?ここを知っている人は多くない。まさかファン?


    ゆっくり振り返る。


    あのモデルだった。


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