官能小説得意な方! へのコメント(No.1419

  • No.1419 慎吾ママ

    14/02/04 23:58:47



    「………………………」


    「………………………」


    二人の間に沈黙が流れる。


    「怒ってんの?」


    「別に」


    「何か言いたいことあるんじゃないの?」


    「別に」


    少ししんごが苛立ってくるのが声のトーンでわかった。


    「じゃあ何なのさ?」


    「だってっっ」


    私はしんごの方に振り返る。


    「私は…私には…何も言える権利ないもの!」


    ピクンとしんごの涙袋の辺りが反応する。


    「芸能人って、きっとセフレとかいたりするんでしょ?」


    「ん、んんっ」


    咳払いをしながら一瞬しんごの目が横に泳ぐ。


    否定しないんだ…。


    「例えしんごが本命の彼女がいても、例え二股………ううん、しんごが私の事をセフレだと思っていても、私にそれを責める権利は無いんだよ。」


    しんごの視線がこちらに戻る。私をじっと見て、黙って話を聞いている。


    「私…私だってっ」


    言葉に詰まり、唇を噛む。


    「私だって、……旦那に求められたら応じなきゃいけないし?つい最近抱かれたし?」


    しんごがそっと、私の頬を手で包む。しんごの前で泣く資格なんて無いと我慢していた目からボロボロと涙がこぼれ落ちた。


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