官能小説得意な方!

  • 下話
    • 130
    • 慎吾ママ
      13/11/27 02:45:18

    >>118続き

    「上手だね」

    ささやくような声でそう言いながらしんごの顔が近づく。スッと指を抜かれ、少し開いたままの私の唇にしんごの唇が重なった。長い長い、唇を合わせるだけのキス。たまに呼吸に合わせて離れ、角度を変えてまた重なる。顔が……熱い。

    「舌出して」

    またささやくような声で言う。私は戸惑いながら少しだけ舌を出した。

    「もっと」

    言われるままに出来るだけ伸ばしてみる。しんごがゆっくり吸い付く。

    吸い付きながら舌を絡め、上の歯の裏や舌の裏をしんごの舌先が移動する。お互いの唾液を交換するように、私も舌を動かししんごを受け入れる。

    キムたくは甘くとろけるようなキスだったけど、しんごは少し激しい。その激しさに私は飲み込まれていく。

    キスをしながら私の頭や肩を撫でていた大きな手が、太ももの方へ移動する。膝より少し上の丈のドレスの裾に手を入れて、ゆっくり太ももをなでるように上に上がってきた。

    「あ………あのっ」

    しんごの胸を両手で少し押し、顔を離した。

    「なぁに?ここで帰るって言う?そりゃいつでもって言ったの俺だけどさぁ。」

    「い、いや…シャワーを」

    「いいよ。いい匂いだよ」

    しんごが私の首筋に顔を落とす。

    「お、お願い。ね?」

    「ん~」

    駄々っ子のように唇を尖らす。やだ、可愛い。

    「じゃあ一緒に入ろうか?」

    「い…いや、一人で」

    だって、色々なとこ最終チェックしなきゃ。

    「いいよ、行っといで」
    優しく微笑んで、しんごはゆっくりと私の体を起こしてくれた。

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