カテゴリ
急上昇
【実況】千鳥の鬼レンチャン
13/11/25 15:15:17
広めの間隔が開いた各部屋の扉。そのうちの一つの前でしんごはカードキーを通した。 「どうぞー」 私は招かれるまま、扉をくぐった。まずはエントランスルームみたいになっている。 バタン… 扉を閉めるなりしんごが低い声で言った。 「ダメだな、ゆり。この前の更衣室と似たようなパターンじゃないの?ここまで着いてきちゃって。」 え?や、やだっ! だってしんごが… 何だか恥ずかしいような騙されたような気分になって、思わず軽くにらんでしまった。 「じゃあ帰りますー。尻軽のおばか女に思われたくないんで。」 本気じゃないけど、少しすねてみたい気になった。 「うそうそ、ごめん。俺も誤解されたくないんだけど、いつもはこんな所に女の子連れてきたりしないからね。さ、どうぞ。」 エントランスの次の扉を開けてくれた。 「わぁー、すごーい☆」 目の前には壁いっぱいの一枚ガラス。すっかり暗くなった外の下の方にはネオンが輝いていた。遠くにはスカイツリーが見える。 「ゆり」 窓にへばりついていた私をしんごが呼ぶ。振り返るとしんごが両手を後ろに回し、何かを隠し持っているようだった。 え?まさか真っ赤なバラの花束とか?
通報
古トピの為、これ以上コメントできません
13/11/25 22:12:58
>>113 続き 「っジャーン!!」 「わぁー、………ん?」 しんごが嬉しそうに差し出したものは、両手いっぱいの花束ではなく片手で2本ずつ、合計4本の瓶ビールだった。 「何スか、これ?」 思わず雑に返事する私。 「ビールだよ、ビール。せっかく飲み放題食べ放題なのにまだ全然飲んでなかったでしょ?下から持ってきたよ!」 「はあ…」 何て言うか、ポカンとしてしまった。 「あ、ほらほら、ケーキも運んで貰ったよ!ご飯は…スイーツ以外の好きなのわかんなかったから、アテになりそうなの適当に盛り付けてもらった」 「…うん」 「もしかしてビール好きじゃ無かった?あ、俺は大好きなんだけどさ。そうかもしれないと思ってお酒も一通り拝借してきたよ!」 「ぷーっ!!」 思わず吹き出してしまった。 「え、え?どうしたの?やっと笑ってくれたのはいいけど、何この笑われちゃった感…」 「かとりさん、こんなすごい部屋用意してくれて、多分お金すごく余裕あると思うんですけど、パーティー会場から拝借とか…結構庶民的なんだなと思って………プププ」 「何か見かけによらずケチだねって言われた気がするな。そうか、そういやルームサービスでも良かったんだ。」 少し恥ずかしそうに頭を掻くしんご。遠く、憧れの存在だった彼が、何だか急に近くの男性に見えてきた。当たり前何だけど、スーパーアイドルという肩書きを外せば彼も一人の人間なんだ。 「さ、じゃあ乾杯し直そう。」 「はい、ありがとうございます。じゃあ…」 チンっと、グラスを重ねる音が二人だけの部屋に響いた。
13/12/04 23:10:30
僭越ながらまとめさせていただきました(^^ゞピンポイントでエロスしかいらないという方もいるかと思って区切ってみましたが、変な区切りになってしまってたらごめんなさいm(__)m ☆プロローグ>>76>>77>>79>>80 ☆出逢い>>81>>88>>89>>90 ☆再会>>96>>97>>98(誤字×来ていく○着ていく)>>101 ☆パーティーへ>>102>>103>>104>>105>>106>>107>>109 ☆スイートルーム>>111>>113>>116 ☆二人で乾杯>>117>>118>>130>>131>>134 ☆夜景を見ながら>>135>>143>>144>>145>>146 ☆ベッドルームへ>>150>>151>>152>>153>>154 ☆舌と手>>162>>164>>165 ☆ひとつに>>166>>168>>177>>179>>188>>189>>191 ☆エピローグ>>192
1件~2件 ( 全2件)
子育てや家事、旦那に関する悩み相談、TV、芸能人に関する雑談など何でもOK!
1
25/12/28 20:11:11
168
2
25/12/28 20:10:30
558023
3
25/12/28 20:14:03
42
4
25/12/28 20:04:23
242580
5
25/12/28 19:45:43
386
25/12/28 19:54:43
25/12/28 20:10:00
25/12/28 19:42:01
0
25/12/28 20:07:33
9
25/12/28 19:31:11
ママスタコミュニティはみんなで利用する共有の掲示板型コミュニティです。みんなが気持ちよく利用できる場にするためにご利用前には利用ルール・禁止事項をご確認いただき、投稿時には以下内容をもう一度ご確認ください。
上記すべてをご確認いただいた上で投稿してください。
No.113 慎吾ママ
13/11/25 15:15:17
広めの間隔が開いた各部屋の扉。そのうちの一つの前でしんごはカードキーを通した。
「どうぞー」
私は招かれるまま、扉をくぐった。まずはエントランスルームみたいになっている。
バタン…
扉を閉めるなりしんごが低い声で言った。
「ダメだな、ゆり。この前の更衣室と似たようなパターンじゃないの?ここまで着いてきちゃって。」
え?や、やだっ! だってしんごが…
何だか恥ずかしいような騙されたような気分になって、思わず軽くにらんでしまった。
「じゃあ帰りますー。尻軽のおばか女に思われたくないんで。」
本気じゃないけど、少しすねてみたい気になった。
「うそうそ、ごめん。俺も誤解されたくないんだけど、いつもはこんな所に女の子連れてきたりしないからね。さ、どうぞ。」
エントランスの次の扉を開けてくれた。
「わぁー、すごーい☆」
目の前には壁いっぱいの一枚ガラス。すっかり暗くなった外の下の方にはネオンが輝いていた。遠くにはスカイツリーが見える。
「ゆり」
窓にへばりついていた私をしんごが呼ぶ。振り返るとしんごが両手を後ろに回し、何かを隠し持っているようだった。
え?まさか真っ赤なバラの花束とか?
通報
コメント
古トピの為、これ以上コメントできません
返信コメント
No.116 慎吾ママ
13/11/25 22:12:58
>>113
続き
「っジャーン!!」
「わぁー、………ん?」
しんごが嬉しそうに差し出したものは、両手いっぱいの花束ではなく片手で2本ずつ、合計4本の瓶ビールだった。
「何スか、これ?」
思わず雑に返事する私。
「ビールだよ、ビール。せっかく飲み放題食べ放題なのにまだ全然飲んでなかったでしょ?下から持ってきたよ!」
「はあ…」
何て言うか、ポカンとしてしまった。
「あ、ほらほら、ケーキも運んで貰ったよ!ご飯は…スイーツ以外の好きなのわかんなかったから、アテになりそうなの適当に盛り付けてもらった」
「…うん」
「もしかしてビール好きじゃ無かった?あ、俺は大好きなんだけどさ。そうかもしれないと思ってお酒も一通り拝借してきたよ!」
「ぷーっ!!」
思わず吹き出してしまった。
「え、え?どうしたの?やっと笑ってくれたのはいいけど、何この笑われちゃった感…」
「かとりさん、こんなすごい部屋用意してくれて、多分お金すごく余裕あると思うんですけど、パーティー会場から拝借とか…結構庶民的なんだなと思って………プププ」
「何か見かけによらずケチだねって言われた気がするな。そうか、そういやルームサービスでも良かったんだ。」
少し恥ずかしそうに頭を掻くしんご。遠く、憧れの存在だった彼が、何だか急に近くの男性に見えてきた。当たり前何だけど、スーパーアイドルという肩書きを外せば彼も一人の人間なんだ。
「さ、じゃあ乾杯し直そう。」
「はい、ありがとうございます。じゃあ…」
チンっと、グラスを重ねる音が二人だけの部屋に響いた。
No.207 慎吾ママ
13/12/04 23:10:30
僭越ながらまとめさせていただきました(^^ゞピンポイントでエロスしかいらないという方もいるかと思って区切ってみましたが、変な区切りになってしまってたらごめんなさいm(__)m
☆プロローグ>>76>>77>>79>>80
☆出逢い>>81>>88>>89>>90
☆再会>>96>>97>>98(誤字×来ていく○着ていく)>>101
☆パーティーへ>>102>>103>>104>>105>>106>>107>>109
☆スイートルーム>>111>>113>>116
☆二人で乾杯>>117>>118>>130>>131>>134
☆夜景を見ながら>>135>>143>>144>>145>>146
☆ベッドルームへ>>150>>151>>152>>153>>154
☆舌と手>>162>>164>>165
☆ひとつに>>166>>168>>177>>179>>188>>189>>191
☆エピローグ>>192