官能小説得意な方! へのコメント(No.101

  • No.101 慎吾ママ

    13/11/25 02:56:17


    「ありがとうございましたー」

    店員に見送られ、私達はワゴン車に乗り込んだ。

    あの後しんごは高級ブティックに連れて行ってくれた。さすがのVIP待遇で、裏口から個室へ通され、そこに色々取り揃えられていた。あれこれ試着をして、しんごが一番良いと言ってくれたものを選んだ。値段は………怖くて見ていない(>_<)

    「降ろすの、さっきの所でいいかな?家まで送れなくてごめんね。」

    「いえいえ、とんでもない!あの…ドレス、ありがとうございました。アクセやヒールまで」

    何だかもらいすぎな気がして申し訳なくなってきた。しかもあのしんごに。この時間も夢のようだけど夢じゃないんだ。

    私の気持ちを見透かしたように、しんごはニカッと笑って言った。

    「よく似合ってたよ、それ。いいのがあって良かった。当日楽しみにしてるね。」


    ああもう、素敵すぎる。

    待ち合わせ場所と時間の約束をして、私は車を降りた。

    去って行くワゴン車を見送りながら、思わずふかーいため息が出た。

    現実に戻ってきたんだ。夢の時間はお終い。さあ、夫と子供の待つ家に帰ろう。買ってもらったやつはどこに隠しておこうかな。


    前回しんごと別れた時とは気分が全然違う。あの時はもう二度と無いと思ってた。今日は、次がある。待ち合わせの約束がこんなに嬉しいなんて何年振りだろう。相手はアイドルだというのに、こんなにときめいたのはいつ以来だろう。


    今になって気持ちが高揚してきた。また冷まして帰らなきゃ…。

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