官能小説得意な方! へのコメント(No.410

  • No.410 慎吾ママ

    13/12/22 01:51:16

    力が抜ける私の体を、体勢をそのままにしんごが支える。


    「ゆり…」


    名前を呼ばれて体を少し離し、しんごの目を見つめる。


    「ゆり………ゆりっ…」


    しんごは両手で私の顔を包み、髪の毛をかきあげたり頬を撫でたりしながら荒々しいキスをする。


    ピチャピチャ…レロ…ピチャ…


    「ん……はふぅ…」


    唇が離れて潤んだ目でしんごをまた見つめる。キュッと、少し細めるように見つめ返したしんごの目も潤んでいた。


    「ゆり……」


    何だろう…さっきまでと雰囲気が違う。


    「ゆり…」


    名前を呼びながら何度も合わせられる唇。


    「……しんご?」


    急に捨てられた仔犬のようになったしんごの顔を見つめる。しんごの瞳が何かを訴えてくる。







    ダメ……………






    「ゆり…」


    ダメ……


    「ゆり」


    私は首を横に振る。


    「…………………ダメ……」


    「ゆりっ…ゆーりっっ!」

    「ダメダメ……だめっ!!」

    私はさらに首を振る。


    「好きだ」


    その瞬間、堰を切ったように涙が溢れた。私はしんごの首に回していた両手を離し、自分の口を覆う。指の間に涙が流れて落ちる。

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