官能小説得意な方! へのコメント(No.324

  • No.314 慎吾ママ

    13/12/16 08:41:55

    「今日はJr.の連中が何人かで忘年会する予定だったみたい。俺…先輩の権限振りかざしちゃった。日ずらしてもらったよ」


    「えー、ひどーい」

    可哀想に。楽しみにしてただろうに。Jr.にも申し訳なくなって心の中で頭を下げる。もう下げる頭が無くなってきたな。


    「今度飯奢るって事で一人一人に了解得たよ。女の子連れ込むつもりだったみたいだから、相手の予定を変更してもらわなきゃって焦ってたけど」

    あ、謝る気無くなった。

    「先約がマッチさんとかだと無理だったかな」

    部屋の鍵を開けながらしんごは言った。

    2階しか無いけど部屋はいくつかあるようだ。下には宴会場もあるみたいだから、わざわざJr.にお詫びしてご飯奢って日をずらしてもらうこと無かったのに。私に気を使ってくれたのかな。

    どうぞ、としんごが扉を開けてくれ、招かれるまま胸の前を通り中に入る。しんごは後から続く。

    中は和室だ。靴を脱いで一段高いところに上がり、襖を一つ開けると広い畳の間が二つ並んでいた。

    「………露天風呂?」

    テーブルの間の向こう側が板の間のインナーバルコニーのようになっていて、ガラスドアを挟んであちらの方にお風呂が見える。

    「かけ流しの温泉」

    「へぇ…すご」

    チラッと横の部屋を見ると開いたままの襖の向こうには布団が敷いてあった。妙に生々しくてドキッとした瞬間、しんごが後ろからガバッと抱きついてきた。

  • No.324 慎吾ママ

    13/12/17 00:04:17

    >>314
    続き

    「!?……しんご?」


    黙ったまましんごは固く抱きしめる。後ろから回された片方の手は肩を強く掴み、もう片方の手が私の体をまさぐるように撫でる。耳元や首筋に唇を落とし、そのしんごの唇は甘噛みするように這う。しんごの呼吸が荒い。熱い吐息が首にかかる。外の寒気がまだ体に残っているのか、私の首に軽く触れているしんごの鼻が冷たい。


    「ゆりの匂いがする。あの後、離れなかったんだ。ゆりの匂いが。」


    首筋にあてられた唇はそのままチュウっと吸い付くようにキスをする。何かを焦るようにしんごの手はさらに激しくコートの上から私の体を擦る。


    くるりと私を自分の方へ振り向かせ、両手で私の顔を包み込むように挟んで唇を重ねてきた。荒々しく吸い付き、舌を強引にねじ込んでくる。ブーツを脱いだ私としんごの身長差は更に開いていて、私の首は苦しいくらいの角度で上を向いている。息もつけないくらい激しいキスに私はどう答えていいかわからず身を任せるしかなかった。


    何度も何度も唇を離し、角度を変えてまた吸い付く。私はその力に押されるように近くの壁に背をついた。

    尚も激しいキスを続けながら、しんごは私のコートのボタンを外す。脱がされたコートはストンと足下に落ち、唇を重ねたまましんごもコートを脱ぐ。

コメント

古トピの為、これ以上コメントできません

返信コメント

1件~1件 ( 全1件)

投稿するまえにもう一度確認

ママスタコミュニティはみんなで利用する共有の掲示板型コミュニティです。みんなが気持ちよく利用できる場にするためにご利用前には利用ルール・禁止事項をご確認いただき、投稿時には以下内容をもう一度ご確認ください。

上記すべてをご確認いただいた上で投稿してください。