官能小説得意な方! へのコメント(No.313

  • No.313 慎吾ママ

    13/12/16 03:26:05

    「ごちそうさまでした…美味しかった。」

    「はーい」

    それ以上の会話もなく、再び車に乗り込んだ。

    すっかり口数が少なくなっちゃった。私のせいだ…。せっかくしんごが楽しませようとしてくれてたのに水を差してしまった。

    車は賑やかなエリアを離れ、また道路と自然の景色だけになる。


    どこに行くんだろう…。


    何も聞けないまま車は山道に入る。それほど時間が経過することなく、何やら門のような所を通過した。門のこちら側はどうやら私有地のようで、さっきまでの山道とは違い周囲の木々が綺麗に剪定されている。


    「……旅館?」

    そう思わせる建物が目の前に現れた。大きくはないけど結構立派だ。建物のすぐ脇のガレージに駐車する。ガレージには他の車は一台も停まっていなかった。

    何だろうここ…。

    不思議に思いながらしんごの後に着いて館内に入った。

    「こんばんは。香取さん。」

    ロビーのような場所で黒服を着た初老の男性が出迎え、鍵を差し出す。

    「ありがとう」

    鍵を受け取り、しんごはさらに奥へと進む。後に着いていく私にも男性は頭を下げ、私も軽く会釈をした。

    「ここは何?」

    階段を上がりながら尋ねる。2階までしか無いようで、階段はすぐに終わった。

    「ここ、事務所持ちの保養所。私有地だから部外者は絶対に入れないんだ。マスコミはもちろん、ね。」

    保養所…そんなの持ってるんだ。ジャニースすごい!

    「予約しとけば誰かと被ることも無いしね。今日は貸し切りだよ。あ、もちろん有料だけど(笑)」

    しんご、機嫌直ったかな?

    私は小走りでしんごの横に追い付き、並んで歩く。

    「今日突然来てよく空いてたねー。やっぱり事務所の皆さん、年末は忙しいのかな」

    しんごがチラッと明後日の方を見る。


    「あれ?」

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