保守ですが何か? へのコメント(No.518

  • No.517 つづき

    13/03/20 18:13:59

    >>516
    ■7.近代工業が花開く土壌を作った稲作文化

     欧米で発達した近代工業を日本がいち早く導入し、なおかつ様々な分野で追い越してしまった、という発展には、灌漑田耕作で培われた勤勉、真面目、几帳面さが大きく寄与している。

    久保田名誉教授は、こうも語っている。

    __________

     たとえば、QC(品質管理)活動などは、もともと西欧で開発されたものですが、日本で定着してしまった。

    農作業はある意味で絶え間ないQC活動の連続のようなものですから、生産性向上、品質向上、粗悪品を出さないといった活動をやることついては、日本人は何の抵抗もないわけです。

     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

     ベトナムは早くからフランスの植民地とされて近代化が遅れたが、最近は多くの日本企業が脱中国の一環として進出している。

    筆者もいくつかの代表的な日系工場を訪問したことがあるが、職場は整然と規律正しく、技能訓練は熱心に受講するなど、日本的なモノ作りとの相性の良さを感じた。

    今後、ベトナムの工業は急速に発展していくだろう。

    つづく

  • No.518 つづき

    13/03/20 18:29:26

    >>517
    ■8.コメが地球を救う

     それにしても、日本人はなぜこんな苦労をしてまで、コメ作りにこだわってきたのか。

     まず、第一にコメの方が、小麦よりも美味しいという点がある。

    中国とインドでは2千年にわたり、何億という人間がコメと小麦を食べ比べてきたが、民衆は常にコメを望んでおり、そのためコメは小麦よりも高価となっている。

     欧州でもイタリアやスペインではリゾットやパエリアなど、コメ料理がそれぞれの食文化に定着している。

    人類の歴史を見ても、小麦からコメに転換した民族は少なくないが、その逆は存在しない。

     第2に水田の持つ環境維持機能がある。

    小麦やトウモロコシなどの単一作物の連作を続けると、土地がやせ衰え、不毛の半砂漠状態になっていく。

     それに対して水田は保水機能を持ち、また無数の微生物や昆虫、オタマジャクシ、水鳥の共生するエコ・システムである。

    日本列島で何千年も水田耕作を続けてこられた理由がこれである。

     日本神話では天照大神が孫のニニギノミコトが地上に降りる際に、稲を渡して、これを食物として地上で栽培するように言われた。

    以来、日本人は先祖からいただいたコメに感謝し、また子々孫々のために、一所懸命に水田を守り広げてきた。

    先祖への感謝と、子孫への思いが、日本人を困難な稲作に立ち向かわせてきた第3の理由であろう。

     日本人が稲作を通じて克服してきた食糧や環境の問題に、今や、人類全体が直面している。

    篤農家・星寛治氏は著書『農業新時代-コメが地球を救う』で、こう述べている。
    __________

     いま、地球上に広がりつつある不毛の砂漠を緑のじゅうたんに、そして黄金の穂波に変えることができれば、飢餓の時代は回避できる。

    そのときこそ、みずほの国日本の農民が、2千年かけて蓄積してきた稲作技術、ノウハウのすべてを注ぎこんで、途上国の、いや人類の壮大な実験に貢献すべきだと考える。

     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    (文責:伊勢雅臣)

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