保守ですが何か? へのコメント(No.517

  • No.516 つづき

    13/03/20 18:12:33

    >>515
    ■6.灌漑田耕作が、勤勉、真面目、几帳面な民族を作った

     我々の祖先はこのような手間をかけて灌漑田を作り、それを毎年毎年耕し、肥料をやり、雑草をとって、少しでも質の良いコメを、少しでも多く作ろうと、数千年、取り組んできたのである。

    それが日本民族の性格に影響を与えた。

     京都大学霊長類研究所・元所長の久保田競(きそう)名誉教授は、こう語っている。
    __________

    灌漑農業をやるようになると、農業には考えるということが絶対必要になった。

    水を引くとか、堤防を作るとか、耕すとか、苗を植えるとか、雑草を取るとか、天候や気候のことを考えなくてはいけませんし、そのようにして計画的に、先を見ながら、よく考えながら、手足身体をこまめに動かしてコメ作りをやってきたということが、勤勉さや真面目さ、几帳面さといった日本人の性格を作り上げ、また知的な興味も湧いてくるようになったのではないでしょうか。

     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

     東南アジアでは、天水田による天然自然に任せたままのコメ作りが行われている、と冒頭で述べたが、実はいくつか例外がある。

     その一つ、ベトナムでは灌漑田耕作が行われており、日本の水田のように、田が整然と仕切られ、畝が作られ、苗が整然と植えられ、除草、施肥、耕耘、土壌作りが丹念に行われている。

    コメは基本的にインディカ米だが、ジャポニカ米のように背丈が低く、相当な品種改良が行われているようだ。

     ベトナム人は、東南アジアの中でも勤勉、真面目、几帳面で、「日本人によく似た民族」と言われている。

    そう考えると、モンゴル帝国がアジアで侵攻に失敗したのは、日本とベトナムである。

    さらに両国とも日清戦争や中越戦争で中国を破り、アメリカにも手を焼かせている。

     日本人とベトナム人が、似たような性格を持っているのは、似たような灌漑田耕作をしてきたからだと言えるのではないか。

    つづく

  • No.517 つづき

    13/03/20 18:13:59

    >>516
    ■7.近代工業が花開く土壌を作った稲作文化

     欧米で発達した近代工業を日本がいち早く導入し、なおかつ様々な分野で追い越してしまった、という発展には、灌漑田耕作で培われた勤勉、真面目、几帳面さが大きく寄与している。

    久保田名誉教授は、こうも語っている。

    __________

     たとえば、QC(品質管理)活動などは、もともと西欧で開発されたものですが、日本で定着してしまった。

    農作業はある意味で絶え間ないQC活動の連続のようなものですから、生産性向上、品質向上、粗悪品を出さないといった活動をやることついては、日本人は何の抵抗もないわけです。

     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

     ベトナムは早くからフランスの植民地とされて近代化が遅れたが、最近は多くの日本企業が脱中国の一環として進出している。

    筆者もいくつかの代表的な日系工場を訪問したことがあるが、職場は整然と規律正しく、技能訓練は熱心に受講するなど、日本的なモノ作りとの相性の良さを感じた。

    今後、ベトナムの工業は急速に発展していくだろう。

    つづく

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