- 下話
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シンゴの息がかかる。
タバコと甘い香水の香りが混ざり、男の色気を感じる。
緊張と恐怖感の中にこのまま最後まで…と思う気持ちがあった。でも…
ゆ「シンゴさん!待って下さい。」
手でシンゴの胸を押す。
とすぐに引き寄せられ強く抱きしめられた。
シ「ごめんね。いきなり。でも前から気になってたんだ。菊池さんのスマホにゆりさんと撮った写メがあって、それ見てからずっと会ってみたいと思ってた。」
菊池さんとはたまにのみに行くことがあった。きっとそのとき撮ったものだろう。
シ「どうしても忘れられなくて、ダイエットを理由に菊池さんにお願いして紹介してもらったんだ。」
だからか。今まで若手しか紹介してこなかったのにおかしいと思った。
シンゴは抱きしめた腕をほどくと
優しくおでこにキスをした。
唇は少しずつ下に移動する。
そしてまた私の唇へ。
はじめは優しくそっと触れていたが、次第に激しくなる。
唇を割ってシンゴの舌が入ってきた。
ゆ「んっ」
思わず息が漏れる
優しく、けれど強くシンゴの舌が絡みつく。
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14/01/15 00:16:45