官能小説得意な方!

  • 下話
    • 922
    • 匿☆名
      14/01/15 16:29:00

    >>920

    それから一週間。
    何事もなく過ぎた。
    シンゴからは、相変わらず一日三回、メッセージ付のメールがくる。

    期待したい気持ちがあった。
    でも期待しないことにした。
    きっと遊びだ。
    あの夜一回限りのことだ。
    そう思うと胸が痛むことは少なくなった。

    シンゴのダイエット計画が始まって2週間。

    シ[今夜23時頃時間ができたから、経過報告に行くね。大丈夫かな?]

    ゆ[大丈夫です。お待ちしております。]

    ドキドキして終始上の空だった。
    何度も鏡を見てメイク直しをした。
    コロンも多めにつけた。

    もう体を許すのはやめよう。
    そう決めていたのに、求められたいと思ってしまう自分がいる。

    エリカちゃんはどうしよう…。

    いつも通りに終われば22:30にはエリカちゃんは帰る。

    シンゴが来ることを伝えるのはやめた。
    最後の客が帰り、時計を見たら22:20。
    まだまだ余裕。



    …ん?
    エリカちゃんが帰る様子がない。
    いつもなら5分もしないで帰るのに。
    受付を見に行った。

    ゆ「エリカちゃんどうした?もうあがって大丈夫だよ」

    エ「すみません。なんか体調悪くて。少し休んでから帰ってもいいですか?」

    こんなときにかぎって……
    でもしょうがない。

    ゆ「大丈夫?ここだとあれだから、応接室にあるベットで休んで」

    エ「すみません。そうします」

    エリカちゃんを横にしてシンゴがくるまで雑務をこなした。

    22:50
    エ「ゆりさん。わたしのど乾いちゃって。申し訳ないんですけど、ポカリ買ってきてもらえませんか?あれ飲むと調子よくなること多いんで。」

    えっ?
    もう少しでシンゴが来るのに。
    悩んだが買いに行くことにした。
    シンゴが来ることを伝えていないことに後ろめたさがあったから。

    ゆ「分かった。実はもう少ししたらシンゴさんが来るの。もし来たら受付で待ってもらってね」

    エ「そうなんですか?!ちょっと調子よくなってきたかもー(笑)じゃあお願いします」

    コンビニまで走って3分。
    久しぶりに全力疾走した。
    おかげで靴擦れ。

    コンビニでポカリを買う。
    シンゴのためにコーヒーも買った。
    22:56
    走れば間に合う。
    2人きりにはしたくなかった。

    • 0
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