官能小説得意な方!

  • 下話
    • 933
    • 匿☆名
      14/01/15 23:40:33

    >>930


    シ「俺達って芸能界の中でもずば抜けて結婚とか難しいポジションにいるんだよね。だから、本気で付き合うとかはしないんだ。俺はね。だって付き合って結婚したいって思ってもできないんだもん。周りがそれを許してくれない。それなのに本気で付き合ったりしたら、辛いし、相手にも悪いでしょ。だから俺はセフレでいいんだ。気が楽だしね。」

    そういったシンゴは寂しそうだった。

    ゆ「私は、結婚して子供を産んで幸せな家庭をもちたい。」
    シ「いいと思うよ。ゆりなら良いママになれそう。」


    シンゴは優しい。
    私はシンゴの気持ちを聞いたときから
    もうこれっきりにしようと決めていた。
    きっとそれを察して自分から別れを切り出してくれたんだろう。


    両思いだからって必ず幸せになれるとは限らない。
    私は一般人。
    彼は有名人。

    付き合う大変さをよく知っているのはシンゴだろう。

    私は目を閉じた
    さよならを言わなきゃ。

    ゆ「シンゴっ」

    シ「しーっ言わないで。」
    口に指を当てられる。

    シ「俺なら大丈夫。こういうの慣れてるし。ゆりは平気?次の恋愛に進めそう?」

    ゆ「うん。シンゴのおかげで前に進めそう。ありがとう。」

    不思議と涙は出なかった。

    シ「それなら良かった。あ~俺失恋ばっかりじゃん。いい加減結婚したいよ。」

    ゆ「私みたいに弱い子じゃなく、どんな状況でもぶれずにシンゴを真っ直ぐに愛してくれる人が現れると思う。」

    シ「だといいけど。ゆり。素敵な時間をありがとう。一瞬だったけど幸せだった。やっぱ人を好きになるって良いね。セフレじゃだめだな(笑)ゆりはセフレじゃないよ。信じてもらえないかもしれないけど、本気で愛した。」

    その笑顔は優しく、少し悲しげだった。

    今はまだシンゴの出てる番組は見れないけど。
    いつか笑って見れる日が来るかな。







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