官能小説得意な方!

  • 下話
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    • 匿名
      14/01/16 04:16:16

    いつもと同じ帰り道。

    私は右手で慎吾の手を引いて、左手で重いスーパーの荷物を下げて、パートで疲れた体を奮い立たせて家に向かった。

    毎日、同じことの繰り返し。

    虚しさを感じるけど、慎吾だけが私の唯一の生きがい、心の支えでもあった。


    「ママー、お家かえったらガイム見たい!」
    慎吾の笑顔はキラキラしてきれいだ。

    そして、親バカって思われるかもしれないけど、なかなかの美少年。

    名付けの由来が大好きな芸能人なんて、少し恥ずかしいけど、
    ご本人に負けない位イケてるかも(笑)

    実際、半年前、友人の結婚式で青山に行った帰りに表参道を歩いていたら、
    スカウトマンに声をかけられた。

    あやしいなーとは疑ったけど、宣材費用、レッスン代などいっさいかからないという話だったので、とりあえず所属だけさせて見ることにした。


    アパートに着いてドアを開ける。
    慎吾は保育園のカバンを放り投げ、手慣れた手つきでDVDプレイヤーを操作して、お気に入りの番組の録画を見始めた。

    「もー。慎吾、先に手洗ってきなさいよー」

    慎吾のカバンを片付け終わると、作っておいたスープを温め直している間に、パート中にチェックできなかったメールのチェックをする。

    迷惑メール14件…それから…
    「チャイルドスターエンターテイメント」
    慎吾が所属しているキッズモデル事務所だ。

    【お疲れ様です。
    ファイブスター佐久間です。
    3歳から5歳の所属モデル対象で、男性アイドルグループSMAqのPV出演のオーディションがあります。
    エントリーの方は…】

    !!!!

    私は慌てて佐久間さんにコールバックした。



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