官能小説得意な方!

  • 下話
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    • ゆり
      14/09/22 00:27:44

    しんごに包まれ、腕まくらをされながら髪を撫でられる。


    「ゆり、ここまでついて来てくれてありがとう。」


    「そんな‥しんごこそライブと生放送で疲れてるのに。明日もライブでしょ?」


    「今日、番組の放送にゆりが見にきてくれてるってわかって、俺放送が終わってから必死でゆり探したんだ。」


    「そうだったの!?」


    「でももう帰ったかもしれないし、本当は放送中もゆりのことでずっと頭がいっぱいだった‥」


    しんごはずっと優しく私の髪を撫でる。


    「ゆりを見つけてタクシーに乗った後、ゆりがどう思ってるのかわからなくて、ホテルに入るとき、今振り返ってゆりの顔見たらすごく嫌そうな顔してたらどうしようって不安だった。」


    あっ‥確かにしんごはホテルに入るとき、振り返って私の顔を見た。

    あの時、そんなこと思ってたんだ‥


    「私は、まさかしんごが私に気づいてくれてるとも思わなかったし、まさかこうしてしんごと会えるとも思ってなかった。」


    しんごの手が私の頬を包む。


    「ゆり‥」


    しばらく経ち、しんごの寝息が聞こえてくる。


    すごく疲れてるだろうな‥
    それなのに私を探してくれて、貴重な睡眠時間を削って私との時間をとってくれたんだ‥


    ありがとう‥しんご‥


    しんごのおでこにそっとキスをする。

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