- 下話
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しんごはこの仕事がら、得たものは大きいけれど、失ったものもきっとたくさんあっただろう。
「ねぇしんご、私ももう一本飲む。」
「どうしたのゆり、お酒弱いのに。」
しんごはそう言って冷蔵庫からビールを取り出し、私の隣りに座った。
私の髪を触りながら、ビールを開けて私に渡してくれる。
「あ、ありがとう。」
私がビールを一口飲むのを確認すると、しんごはチュッと軽いキスをしてきた。
「ゆりちゃん、今日はちょっと酔っ払っちゃってるの?」
しんごが耳元でささやく。
「えっ‥なんで?酔っ払ってないよ。」
「さっきのキス、ちょっとエッチだったから‥
それに、こんなスカート履いて無防備に座っちゃダメだよ。前に座ってると見えるから‥」
もしかして、私興奮して話しすぎてずっとパンツ見えてた!?しかもしんごが真面目な話ししてるときもずっと!?
急に恥ずかしくなりうつむく。
しんごはそんな私の顔を両手でこちらに向かせ、キスをしてくる。
しんごの左手は私の太ももをヤらしく撫で回し、右手は私の首を支えながら、キスがどんどん激しくなる。
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14/09/20 17:46:44