嵐(妄想・小説) へのコメント(No.4282

  • No.4282 ハル

    10/10/09 09:01:32

    おはようございます。
    話の流れを断ち切るような形になりごめんなさい…。

    翔君。


    その言葉の意味が何を示しているのか一瞬分からなかった。

    『今は時期じゃないと思うの』

    彼女の口からもう一度発せられた言葉で理解する。この間一緒に暮らそうと言った俺への答えだと。

    YESとばかり思っていた彼女の返事に戸惑う。

    「なっ…なっ…なんで?」

    『考えたんだけど…』

    彼女の言い分はこうだ。
    俺の立場を考えると難しい。
    忙しい俺には1人の時間も必要だ。
    見られたくない物や事もあるかもしれない。

    「見られて困る事なんて…」

    そう言いながら瞬時に考える。
    あれか?それか?それともあっちか?
    言葉の先が出てこない俺。

    『一体いくつ見られちゃ困る事があるのよ!』

    クッションと共に彼女の言葉が飛んでくる。

    「ないないない!!」

    慌ててクッションで顔を隠す。そしてそっと彼女の顔を見る。

    『すごく嬉しかったの、本当は。でも…今はデメリットの方が多い気がする』

    怒った?
    ごめんなさい。

    彼女の答えは俺の立場や、周りの環境や、色々な事を考えての事なんだと思う。

    クッションを抱え込み、ソファーに倒れ込む。ソファーの革が少しひんやりと頬を伝う。

    「…そこ…そこ開けて…」

    横になったまま、近くのチェストを指差す俺の言葉通りに彼女がチェストをあける。
    そこには彼女に渡そうと思っていた物が入っている。

    『鍵?』

    「…お前の」

    『鍵なら持ってるじゃない』

    それは合い鍵だろ?
    一緒に暮らすならお前の鍵を、合い鍵じゃない2人の部屋の鍵を渡したかったんだ。

    「その鍵、使う時はいつ来んの?」

    女々しい質問だなぁなんて思いながらも言葉にする。

    『そのうち。でもそんなに遠くないといいな』

    頬で感じた冷たいソファーが段々と俺の体温と同じになる。

    今夜から寝る前に祈ろう。

    早く鍵を使ってもらえるように。



    おわり

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