嵐(妄想・小説) へのコメント(No.3764

  • No.3609 ハル

    F02B

    10/08/27 11:18:25

    翔君と彼女



    床にピアスケースと散らばったピアス、ちぎれたネックレスが転がる。

    私への怒りを自分のネックレスに向けた翔。

    私があの言葉を言わなければ

    私が大人になれればよかったのに。

    このまま

    明日なんか来なければいいのに。





    仕事から帰ると玄関の前に人影が見えた。
    私は視線を逸らして玄関の鍵を開けて部屋へ入る。
    その人影も黙って私の後について部屋へ入ってきた。

    『ちゃんと話しよう』

    低く小さな声で翔は言う。


    何日か前に私は翔に別れたいとメールで伝えた。翔からは何度も電話やメールがあったけれど、私は何もしなかった。

    怖くて出来なかったの。


    翔が嫌いになったんじゃない。

    好きなのに
    大好きなのに

    嫉妬や我が儘で苦しくなる自分から逃げたかった。この状態から逃げたかっただけ。

    人は自分が一番可愛いと誰かが言っていたけれど、その言葉は今の私だ。


    『あれ何?』

    私は翔を見ないように洗面台でピアスを外す。
    今翔を見たら、また苦しい日々に戻ってしまう怖さがあった。

    『なぁ、何であんな事言うの?』

    鏡越しに翔が視界に入る。
    壁に寄りかかり腕を組み、真っ直ぐ私を見ているのが分かる。

    気持ちが揺れる。

    『こっち見ろって』

    翔が私の右手をグッと強く引っ張る。
    その拍子に持っていたピアスケースが派手な音を立てて落ち、中に入っていたピアスが床に散らばる。

    その音に

    耐えきれなくなる。

    「翔…ごめん」

    逃げたい。
    ただそれだけ。



    続く?

  • No.3764 ハル

    F02B

    10/09/01 20:20:55

    >>3609>>3611>>3615
    >>3617>>3688>>3689
    >>3756>>3759



    翔君目線


    階段でしゃがみ込むお前を見つける。

    「そんな所に座ってると汚れるぞ」

    手の甲を口に当てて涙を流すお前はあの時のままだ。

    隣に座りお前の頭に手を伸ばす。

    あの時離さなければ

    あの時しっかり掴んでおけば

    2人はこんなに辛い時間を過ごさなくてもよかったんだ。

    頭を引き寄せる。

    言葉はいらない。

    本当に大切な事は

    言葉になんてならないんだ。






    ニ『切ね~!』

    翔『なんでお前が俺の本読んでんだよ!自分の本読めよ』

    台本をテーブルに開いてたらニノが読んでいた。

    ニ『しかしさ…これ、どうなのよ?』

    ニノが台本をトントンとつつきながら言う。

    ニ『役名が翔で、仕事もこれでしょ?翔ちゃんの為にあるような役じゃん』

    そこは俺も疑問だ。

    ニ『役だからあれだけどさ、これが実際だったらどうよ、翔さん』

    これが本当だったら、辛すぎて俺は耐えらんねぇな。

    好きな人と離れて、結局は元に戻るけど

    その苦しい時間を1人過ごすなんて耐えられないな。

    俺、何気に寂しがり屋だし。

    楽屋にはニノの声が響く。


    『切ね~!!』



    終わり。

    こんな終わりじゃダメでしょうか?

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