官能小説得意な方! へのコメント(No.705

  • No.705 慎吾ママ

    14/01/04 01:31:30


    「来るなら言ってくれたらよかったのに」


    『あは、ごめん(笑)見つけてくれると思わなかった。急に決まったから』


    彼女の声に安心して、俺はそこにあるガラス窓に頭をつける。ライブの直後で彼女も少し興奮している様子だ。


    「…で、何であの場所なの?誰のうちわ持ってんの」


    『私はちゃんとSMAb応援で応募したんだけどそれは外れちゃってね。友達が…』


    「マキ?」


    『(笑)そうそう、マキ。マキの後輩がオスマイファンなんだけど、彼女が当選して。でもその子、今朝からインフルエンザになっちゃって。』


    「それで来てくれたんだ。タイピーのうちわ持って」


    別に怒っているわけではないがつい意地悪な事を言ってしまう。違うよ、というセリフを聞きたいからかもしれない。



    『私の分もお願いしますって伝言だったから。だってあの場所でしんごのうちわとか出せないじゃない』


    「まあそりゃそうだ(笑)で、マキは?」


    『臨時バスに乗って帰ったよ。私は電車なんだけど、今は混んでるだろうから時間をずらして乗ろうと思ってまだ会場の近くブラブラしてる』


    ふと視線を下ろすと、俺がいる建物のすぐ横に流れる川。その向こう側を歩いている人影が見える。


    「ゆり、川の横の建物の窓見て。3階。もっと右………違う違う、もっと正面向いて………ちょい左…」



    『………………あ…』


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