官能小説得意な方! へのコメント(No.656

  • No.656 慎吾ママ

    14/01/02 00:37:11

    曲は「オレンジ」だった。


    『~♪「さよなら。」と言えば君の傷も少しは癒えるだろう?』


    歌詞を胸に刻むように歌っているうち、いつの間にか涙が出ていた。


    「少し休憩もらうか?ちょっとくらいは時間あんだろ」


    ナカイくんはディレクターがいる方を見ながら言う。


    俺はパンっと頬を叩き、気を引き締めなおす。


    「いや、大丈夫!


    すいませーん、『オレンジ』からもう一回お願いしまーす!」


    スタッフからも心配そうに見られていたので、それを払拭するように思いっきり元気に声をかける。


    「疲れたな。正月明けたら飲みに行こう、な?」


    ツヨポンが俺の肩をポンポンと2回叩いて立ち位置に戻って行った。


    みんなごめん、心配かけて。涙の訳を話したらきっとボッコボコにされるな。


    さらに気を引き締め、今度は最後まで無事やりきった。


    「お疲れ様。みんな、すぐで悪いけど急いで次に行くわよ。今日はこれでラストだから気合い入れてね。特にしんご、あなた!」


    このリハから今日の終わりまではSMAb全員での仕事なので、それぞれのマネージャーは別の現場に行き、SMAbチーフマネージャーが俺達5人をまとめて面倒見る。


    「はーい」


    メンバーよりもこの人にバレるのが一番おっかない。


    俺達は着替えもそこそこに、急いでマイクロバスに乗り込み今日最後の現場に向かう。


コメント

古トピの為、これ以上コメントできません

返信コメント

1件~3件 ( 全3件)

投稿するまえにもう一度確認

ママスタコミュニティはみんなで利用する共有の掲示板型コミュニティです。みんなが気持ちよく利用できる場にするためにご利用前には利用ルール・禁止事項をご確認いただき、投稿時には以下内容をもう一度ご確認ください。

上記すべてをご確認いただいた上で投稿してください。