官能小説得意な方! へのコメント(No.645

  • No.645 慎吾ママ

    14/01/01 03:34:23

    「それでは、よろしくお願いしまーす。お疲れ様でした」


    プロデューサーの締めの言葉で打ち合わせが終わる。


    「じゃあ」


    俺は挨拶をして部屋を出る。


    「先に車まわしときますね」


    次の仕事場に向かうため、マネージャーが足早に駐車場に向かった。


    「かとりさーん」


    後ろから誰かが声をかけて追いかけてきた。俺は通路を歩きながら振り向く。


    「ハッハッ……お疲れ様でぇす。」


    「お疲れさん」


    あのモデルの子だった。俺が立ち止まらないのでモデルは小走りで追い付き、横に並んで歩く。


    「ねえ、しんごさん。そろそろ飲みに連れて行ってくださいよ」

    下から覗きこむようにこっちを見て、目線を合わせようとする。

    「何度も言ってるけど、俺そういうの行かないから。他の人に頼みな。君なら連れて行ってくれる人たくさんいるでしょ。」

    顔は前を向いたまま、チラリと目線だけを向ける。こんな時でも少し笑顔を作ってしまうのは長いタレント生活の癖なのかな。


    「かとりさんと行きたいんですぅ。じゃあ、せめて携帯番号……教えてくれなくていいから私の登録しといてくれません?」


    あー、めんどくせぇ。


    「だからそれも。君だけじゃなくて、俺そういうのしないの。」


    「えーっ、だってあのヒトは…」


    「!?」


    『あのヒト』に反応してピタっと歩みを止める。

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