官能小説得意な方! へのコメント(No.704

  • No.704 慎吾ママ

    14/01/04 01:28:35

    「しんご、打ち上げ会場こっちだよ。」


    関係者の流れに逆らって行こうとする俺にツヨポンが声をかける。


    「トイレ。先に行っといてー」


    俺はそう言いながらスマホを手に取り、さっき指で撫でた番号を出す。お互いの立場を考えると、普通なら電話をかけたくても迷いが出たり不安になったりするもんだ。でも今は電話をかける事に何の抵抗もない。突っ込み所がたくさんあるという、いい口実のおかげだ。観覧客はついさっき規制退場していたからまだ家にも帰ってないはずだ。


    通話ボタンを押す指が一瞬止まる。


    出てくれるのかな


    プルルル……


    でもバスか電車に乗ってたら出られないかな…


    出てくれなかった時の事を考え、先に自分で自分を慰める材料を探す。


    『……もしもし?』


    出た。

    心配する間もなく、すぐに彼女は電話に出た。思わず口の端がゆるんでしまい、それを隠すようにスマホを持っていない方の手で自分の顔の下半分を覆う。その場で足を止め周囲に誰もいなくなったのを確認して口を開く。


コメント

古トピの為、これ以上コメントできません

返信コメント

1件~2件 ( 全2件)

投稿するまえにもう一度確認

ママスタコミュニティはみんなで利用する共有の掲示板型コミュニティです。みんなが気持ちよく利用できる場にするためにご利用前には利用ルール・禁止事項をご確認いただき、投稿時には以下内容をもう一度ご確認ください。

上記すべてをご確認いただいた上で投稿してください。