官能小説得意な方! へのコメント(No.646

  • No.646 慎吾ママ

    14/01/01 03:36:33

    「なに」


    俺の顔から笑顔が消え、モデルの方を見る。モデルはひるむ事なく続ける。


    「彼女とかじゃないけど、そういう関係のヒト。昔共演してた女優さん」


    ……………………そっちか。


    ホッとため息をつき、また歩き出す。


    「私もそういうのでいいんです。ね、かとりさーん。」


    「あのさ」


    もう一度足を止め、今度はモデルをしっかり見る。


    「本番、よろしくね。一緒に仕事するの、次が最後かもしれないから。」


    俺は無意識に目で圧力をかけていた。


    「!!………………」


    やっとモデルの表情が変わった。何も言わなくなったそいつを置いて、俺はマネージャーの待つ駐車場へ向かう。


    俺の事務所の力はかなり大きい。相手が誰であろうと共演NGにすることは容易い。それをこんな風に使うと自分でも性格悪いな、と思う。恐らく傷ついただろう。


    ま、いっか。やつも俺を脅そうとしたんだし。


    「………あ、そうだ」


    ワゴンに乗り込んだ後、大事な事を思い出してスマホを出し呼び出し音を鳴らす。


    『もっしー。』


    「俺。」


    電話の相手はさっきモデルとの会話に出てきた女優だ。しかしどこから情報流れてんだ。


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