官能小説得意な方! へのコメント(No.1056

  • No.1031 慎吾ママ

    14/01/18 22:54:09


    ---episode---ゆり



    「……仕事?」


    私はゆり。専業主婦。子供が寝た後に帰宅し、お風呂を済ませて遅い食卓についた旦那に訳あって仕事をしたいとお願いした。


    「うん、ずっとじゃないんだけどね」


    テーブルにビールを置いて私も席につく。旦那は刺身を一切れ口に入れビールの栓を開ける。


    「マキが言うにはね、この年始、帰省したり旅行に行ったりでスタッフが不足してる店があるんだって。大口の予約が入った今度の週末の3日間だけ即戦力が欲しいって」


    「欲しいっつったって…」

    ビールをグイっと飲み、大きくゲップをしながら旦那が続ける。


    「主婦が子供を置いて夜に働きに出るのは感心しないな。マキちゃん、他に頼める人いないのか?」


    「バーテンダーの経験者は私だけなのよ。週末はあなたも3連休だし、夕飯はちゃんと作って行くから……ダメ?」


    私は両手のひらを合わせて旦那を見る。旦那は煮物とご飯を一緒に口に詰め込み、もぐもぐしながら少し考えているようだった。


    「わかった。今回だけなんだろ?」


    その言葉に思わず私は笑顔になる。


    「うん、ありがとう!じゃあマキに返事しとくね」


    そう言いながら自分のコーヒーを入れようと席を立った。


    「……なあ、ゆり」


    食べ物を口に入れたまま、こもった声で旦那が続ける。


    「んー?」


    「家計、厳しいなんてこと……」


    「やぁだ、違うわよ(笑)あなたのお給料で十分やっていけてるから」


    コーヒーカップを取りながら旦那の方を見る。旦那が軽く息を吐き、また箸を進める。


    「……なあ、ゆり」


    「(笑)今度は何ー?」


    コーヒーメーカーに水を入れながら、後ろから声をかける旦那に返事をする。


    「久しぶりにしようか?」


    ジャーーーー


    コーヒーメーカーから水が溢れた。

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返信コメント

  • No.1057

    ぴよぴよ

  • No.1058 慎吾ママ

    14/01/19 00:36:36

    ☆第一章 >>207

    ☆第二章 >>477


    **episode**
    ☆年末のライブ(しんご目線、エロ無し) >>738


    ☆正月休み(しんご目線ほぼ独り言、エロ無し) >>843


    ☆ゆり(ゆり目線、不快かも)>>1056

  • No.1588 慎吾ママ

    14/02/12 01:06:27

    ☆第一章 >>207

    ☆第二章 >>477


    **episode**
    ☆年末のライブ(しんご目線、エロ無し) >>738


    ☆正月休み(しんご目線ほぼ独り言、エロ無し) >>843


    ☆ゆり(ゆり目線、不快かも)>>1056


    ***********

    ☆第三章 >>1586


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