官能小説得意な方! へのコメント(No.1032

  • No.1032 慎吾ママ

    14/01/18 22:54:54



    「ゆり、水、水っ」


    ハッと我に返り蛇口を閉める。


    「………どうしたのー?急に。ここ1年くらい無かったからもうそういうの無いと思ってた。明日も早いんでしょ?」


    コーヒー豆をセットしながら私は無意識にはぐらかそうとしていた。


    「明日は昼からでいいんだ。最近残業続きだったからね。ご飯お代わり。茶漬けにして。漬けもん、ある?」


    断る理由が無かった。でもどうしよう。嫌だ。


    ご飯を新しくよそい、急須にお茶の葉を入れてお湯を注ぐ。それらを食卓に運んで、すでに食べ終えて空いていた皿を下げる。旦那はさらさらとお茶漬けを流し込み


    「ごっそうさん」


    と言いながら歯を磨きに行った。


    はぁーっ


    下げたお皿を洗いながら深いため息が出る。


    子供が出来てから、もともと旦那とはそんなに無かった。たまにあっても面倒くさいと思っていた。でも誘われた時はその都度応じていたので、今も同じようにしなければいけないと思った。


    旦那が寝室に入って行ったのを確認して、私は入ったばかりのコーヒーを飲むことも出来ずメーカーの電源とリビングの電気を落とした。


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