嵐(妄想・小説) へのコメント(No.2056

  • No.2056 NMKN

    P906i

    10/07/22 21:34:04

    「はい、和也」彼女は俺に1本の缶ジュースを手渡した。

    「あっ、これってあの時の?」俺は懐かしくて缶を眺めた。

    「昨日コンビニで限定販売してて買っちゃった。」嬉しそうに話す彼女。

    「これのおかげだもんな…」


    1年前……出会いは突然訪れた。

    俺は仕事帰りコンビニでジュースを選んでいた。
    ふと隣を見ると少し背の小さい彼女が、一生懸命一番上の棚のジュースを取ろうとしている。

    「どうぞ」見かねた俺はジュースを彼女に手渡した。
    恥ずかしいのか少し顔を赤くして「ありがとうございます」と小さく頭をさげた。そのしぐさが可愛くて、俺は彼女に釘付けになっていた。

    レジで精算してコンビニから出た彼女を、俺は追いかけた。

    「待って!」俺の声に彼女が振り替える。

    「あの~、そのジュースおいしいですか?」何聞いてんだ俺は…。

    彼女は驚きつつも、「おいしいですよ」と笑顔で答えてくれた。その笑顔に俺は確実に恋におちていた。

    「あの…良かったらまた会ってくれませんか?」

    彼女は黙ったまま俺を見る。ヤバい…怪しい男だと思われたかな。

    「はい、いいですよ。」意外な彼女の言葉に俺は思わずサングラスを外した。

    「え…嵐のニノ?」彼女は目を見開いてかなりびっくりしている。

    「そう。ニノです。びっくりしました?」

    「かなり…。あっいきなりニノなんて呼んでごめんなさい!」彼女が深く頭を下げる。

    「全然気にしませんから。もし良かったら連絡先交換したいんですけどいいかな?」

    「は、はい」彼女が携帯を開く。俺たちは赤外線でお互いの連絡先を登録した。
    「じゃあ、またね」俺は彼女に手をふった。

    心の中で彼女に語りかけた。"あなたを好きになってもいいですか?"



    そして俺は彼女と付き合い1年がたった。

    横に座る彼女を抱きよせ「そのジュースおいしいですか?」と聞く俺に

    「おいしいですよ」と笑いながら答える彼女。あの時と変わらない笑顔。

    よみがえるあの時の光景にひたりながら、彼女に何度もキスをした。最高の出会いに感謝しながら、優しくそして長く…。

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