オーガニックを謳ったお茶の通販業者のホームページのコラムとそれに係る問い合わせへの対応

  • なんでも
  • 山城守
  • 25/04/24 19:49:00
善光園(所在地:静岡県島田市神谷城1544。メールアドレス:zenkouen@sf.tokai.or.jp 又は info@zenkouen.net。電話番号:0547-45-4426)のホームページ(https://zenkouen.net/makingtea/)に「ミツバチが世界中からいなくなっていることで、凄く問題になっているネオニコチノイド成分は
ほとんどの農薬に入っていて様々な栽培で使用されているようですが、お茶栽培は特に多いと聞いています。」と記載が有るが、茶栽培にネオニコチノイドが多用されているという根拠乃至出典元の記載がない。また、そもそも「茶栽培にネオニコチノイドが多用されている」ということにも疑義がある。
そこで、同社(メールアドレス:info@zenkouen.net)に対し質問したのが2025/04/04 21:46付私発のメールである(画像)。
その文面左の如し。
「玉著に「ミツバチが世界中からいなくなっていることで、凄く問題になっているネオニコチノイド成分は
ほとんどの農薬に入っていて様々な栽培で使用されているようですが、お茶栽培は特に多いと聞いています。」(https://zenkouen.net/makingtea/)と記載があるが、茶栽培にネオニコチノイドが多用されているという根拠は何か。(続く)

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ママ達の声

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    • 25/04/24 20:27:29
    >>14また、オーガニックを売りにしているお茶の製造販売業者が根拠や出典元を明記せずにお茶の慣行栽培について論難を行えば、「多数派である慣行栽培のお茶をこき下ろすことによって少数派であるオーガニックの自社の茶を売ろうとしているのか。それ程自社製品に自信がないのか。」という疑念を持たれることは必定である。しかも当該の記載に関して問合せにまともに応対しないとなると、「有機」、「オーガニック」を売りにお茶を商っている業者としてはとても褒められたものではない。

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    • 25/04/24 20:21:36
    残念ながら、同社からは何の音沙汰もなかった(画像)。
    私は「右について、令和7年4月21日21時までに回答されたい。
    但し右期限までに回答し難い場合はその理由と回答し得る期限を右期限を超過する前に返電し、然る後、貴社が右返電により提示した期限までに回答されたい。」と質問メール末尾に記載しておいた。この但書は貴社が期限内に回答できない状況である場合や回答に必要な資料等を期限内に収集できない場合の配慮である。
    同社は最悪でも右但書を根拠に「申し訳ございませんが、只今諸事忙殺されており、回答を差し上げる暇がございません。何年何月何日を回答期日といたしたく存じます。」等と返電し(7日間あれば最悪それくらいはできる。)、然る後、同社が右返電により提示した期日までに(要は同社の都合で決めた期日までに)回答すれば良かったのである。
    それすらしないのは一体どういうことであろうか。

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    • 25/04/24 20:16:32
    その後のメール送受信

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    • 25/04/24 20:12:59
    そこで、再度質問した際のメールがこの画像である。

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    • 25/04/24 20:10:48
    >>10また、同回答中「父がオーガニックを志した約30年前は年20回以上の農薬散布が普通でした。」と記載が有るが、食品衛生法に基づく残留基準が設定されていない農薬等が一定量以上含まれる食品の販売等を原則禁止する「ポジティブリスト制度」(https://www.maff.go.jp/j/nouyaku/n_drift/attach/pdf/index-2.pdf  平成18年5月29日付18消安第2354号「農薬適正使用に係る対応の強化について」)が施行されたのが平成18年(2006年)5月29日であり(出典同じ)、約30年前(1990年代)当時に現在の農薬規制の原則の一であるポジティブリスト制度等ないし、GAP(農業生産活動を行う上で必要な関係法令等の内容に則して定められる点検項目に沿った、農業生産活動の各工程の正確な実施、記録、点検及び評価による持続的な改善活動である農業生産工程管理)のガイドライン「農業生産工程管理(GAP)の共通基盤に関するガイドライン」が制定されたのが平成22年(2010年)4月である(https://www.maff.go.jp/j/seisan/gizyutu/gap/guideline/pdf/guide_line_120306.pdf)。このように、約30年前(1990年代)と今(2025年)では所謂慣行農法における病害虫防除の諸事情も大きく異なる訳である。それにも関わらず敢えて約30年前の話を持ち出した意図も不明である。

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    • 25/04/24 20:09:59
    同社への質問に対する同社の回答は画像によって御承知願いたい。
    回答中、「ネオニコチノイド系農薬は禁止される国が多く、ミツバチの調査をしている方から特に注意した方がいい農薬、という認識をしています。(最近の参考文献 ネオニコチノイド静かな化学物質汚染)お茶でも使用されている事を知り、一つの例としてあげさせていただきました。」と記載がある。しかし、今日に至っては茶に適用される殺虫剤についてIGR剤(昆虫の脱皮 , 変態や生殖 に かかわ る 生理作用をか く乱する化合物の総称(中村知史「昆虫成長制御剤開発の最近の動向」 (https://jppa.or.jp/archive/pdf/52_07_01.pdf)の「はじめに」を参照のこと))やBT剤(対象とする害虫に対して特異性(対象のみに効果を現す性質)の高い微生物を使った農薬(姫 野 道 夫「微 生 物 殺 虫 剤(BT剤)の 改 良 と作 用 メ カ ニズ ム」 (https://www.jstage.jst.go.jp/article/microbes1996/14/4/14_4_245/_pdf/-char/ja)の 「1. は じめ に」を参照のこと)といった選択毒性の高い農薬が普及しつつある(IGR剤の選択毒性の高さについては石 島 力・藤 田 夏 姫・佐 藤 安 志・大 泰 司 誠「チャのハマキガ類の卵寄生蜂キイロタマゴバチ成虫に対する各種農薬の影響」(https://www.jstage.jst.go.jp/article/cha/2010/110/2010_110_59/_pdf)を参照のこと)にも関わらずあえて選択毒性の低いネオニコチノイドをその例に出した意図が不明である。(続く)

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    • 山城守

    • 25/04/24 20:04:37
    >>8このように、仮に玉著が「Contamination by neonicotinoid insecticides and their metabolites in Sri Lankan black tea leaves and Japanese green tea leaves」を根拠に書かれたものであれば、その検体数の少なさ、ネオニコチノイドを使用する場合の茶農家にとっての利点の無さ、デメリットの多さから根拠薄弱で信憑性に欠けるものと言わざるを得ない。
    仮に「Contamination by neonicotinoid insecticides and their metabolites in Sri Lankan black tea leaves and Japanese green tea leaves」を根拠に玉著を執筆したのであれば何故そのような根拠薄弱なものを根拠に茶栽培にネオニコチノイドが多用されている旨の記載をしたのか答えられたい。
    もし「Contamination by neonicotinoid insecticides and their metabolites in Sri Lankan black tea leaves and Japanese green tea leaves」が根拠でないのであれば玉著記載の根拠(例えば出典となる論文、貴社が独自に検体を調査して(この場合は検体数も記載すること)得た結果である等)を答えられたい。
    回答期限は令和7年4月11日21時47分とする。
    但し、右期日内に回答し難い場合はその理由と回答できる期日を右期日までに返電し、貴社が返電した期日までに回答されたい。」

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    • 山城守

    • 25/04/24 20:04:05
    >>7そうすると、平成17年に「総合的病害虫・雑草管理(IPM)実践指針について」(17消安第6260号)が発せられて以来IPMに関連した研究、普及、啓発が農林水産省、各地方公共団体等により為されてきた右事実を踏まえれば、2018年(「Contamination by neonicotinoid insecticides and their metabolites in Sri Lankan black tea leaves and Japanese green tea leaves」掲載当時)にはIPMもそれに付随した生物的防除(例えば土着天敵の活用)も既に農業従事者(特に茶栽培)の間で共通認識となっていたものと見て間違いなかろう。
    無論、今日に至ってはなおのことである。
    このようにしてみると、IGR等の天敵への影響が少ない農薬使用という選択肢を捨てて態々土着天敵への影響が大きいネオニコチノイドを好んで使用してIPMの一である「生物的防除」を自ら潰す茶農家が果たしてどれ程存在するかという疑問が浮上する。
    (続く)

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    • 山城守

    • 25/04/24 20:02:28
    更に、2009年には静岡県農林技術研究所茶業研究センターの小澤朗人氏が「茶園におけるクワシロカイガラムシの土着天敵類の発生実態」(https://www.jppn.ne.jp/jpp/s_mokuji/20090307.pdf)を執筆し、茶の重要害虫の一であるクワシロカイガラムシの防除について、本種の防除では,他の病害虫の 2.5 ~ 5 倍量にも及ぶ 1,000 l/10 a の殺虫剤散布が必要であると述べ、「こうした多量の殺虫剤の散布は,コストや労力の増大ばかりでなく,様々な土着天敵類に大きな影響を及ぼすと考えられ,本種に対する薬剤散布の削減がチャにおける IPM 体系構築には必要不可欠である。したがって,薬剤散布に代わる手段として,クワシロカイガラムシの土着天敵の保護利用はチャの IPM を成功させるための必須技術であり,そのためには土着天敵に関する基礎的な知見を蓄積する必要がある。」と同論文「はじめに」で論述している。このように、IPMは平成17年には既に農林水産省により提唱された概念であり、前記の如く農林水産省も普及、啓発に努めてきた処であり、また、全国の荒茶生産量の40%を占める静岡県(https://www.maff.go.jp/j/tokei/kekka_gaiyou/sakumotu/sakkyou_kome/kougei/r5/cha/ind ex.html)でもIPM(総合的病害虫・雑草管理)に関連して熱心に研究が為され、また、これについて普及啓発が為されてきた処である。(続く)

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    • 山城守

    • 25/04/24 20:00:17
    例えば、お茶の場合ですとクワシロカイガラムシというものが今もものすごく発生をしていまして、どんどん防除をしていきますと天敵がなくなってしまって、やってもやってもクワシロカイガラムシが出てしまうんですね。私はあるとき防除をやめちゃって、今もやらないんです。そうしたらクワシロカイガラムシがかえって減っちゃうんですね。」(議事録p20)と茶における害虫防除において土着天敵を活用することの重要性を示唆する発言をしている。また、平成20年2月5日「環境に配慮した病害虫の防ぎ方~総合的病害虫・雑草管理(IPM)に関するフォーラム~」と題したフォーラムが開催されており(https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11067929/www.maff.go.jp/j/syouan/johokan/risk_comm/r_kekka_boueki/h200205/index.html)、平成21年1月29日に「環境にやさしい病害虫の防ぎ方~農薬だけに頼らなくても病害虫は防げます~」が開催され(https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11067929/www.maff.go.jp/j/syouan/johokan/risk_comm/r_kekka_boueki/h210129/index.html)、同フォーラムで配布された『環境にやさしい病害虫の防ぎ方』(https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11067929/www.maff.go.jp/j/syouan/johokan/risk_comm/r_kekka_boueki/h210129/pdf/date1.pdf)でもIPMについて記載が有る。(続く)

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    • 山城守

    • 25/04/24 19:58:50
    >>4また、平成19年11月1日に農林水産省講堂(7F)で開催された「環境に配慮した病害虫の防ぎ方~総合的病害虫・雑草管理(IPM)に関するフォーラム~」(https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11067929/www.maff.go.jp/j/syouan/johokan/risk_comm/r_kekka_boueki/h191101/index.html)ではIPMは生物的防除、物理的防除、化学的防除の特性をうまく利用して病害虫、雑草を防除するものであると消費・安全局植物防疫課課長補佐(防除第1班担当)は説明している(同議事録 (https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11067929/www.maff.go.jp/j/syouan/johokan/risk_comm/r_kekka_boueki/h191101/pdf/report1.pdf)p9)。また、同フォーラムでは静岡県袋井市で茶を栽培している荻原 克夫氏が登壇し、茶に係るIPMについての講演がなされており(前掲議事録p19~20)、配布された資料の中で天敵等に影響が少なくなるように、選択性の高い農薬を使用することが提唱されており(『資料 3 IPM実践農業者の紹介(2)荻原 克夫 さん』 (https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11067929/www.maff.go.jp/j/syouan/johokan/risk_comm/r_kekka_boueki/h191101/pdf/data3.pdf))、同講演中荻原氏は「やはり私たち農家というのは去年何をしたかということを全部記録してありますものですから、それに従ってやっていく。それからあと農協とかの防除暦に従ってやっていくということでやってきたわけですけれども、果たしてそれで本当にいいのだろうかなということ、いろんな障害が出てきました。(続く)

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    • 山城守

    • 25/04/24 19:56:34
    >>3(続き)石島力氏・藤 田 夏 姫氏・佐 藤 安 志氏・大泰司誠氏の研究に拠れば2005年8月に静岡県島田市金谷の野菜茶業研究所圃場のチャハマキ卵塊からキイロタマゴバチを採取し、各種農薬のキイロタマゴバチ雌成虫に対する補正死亡率を試験した処、チアクロプリド水和剤を除くネオニコチノイド系殺虫剤は補正死亡率83.3~100%の高い補正死亡率を示した一方、IGR系農薬ではピリプロキシフェンマイクロカプセル剤を除き13.3%~23.3%の低い補正死亡率が示され、チャノコカクモンハマキ、チャハマキの重要な天敵の一として知られるキイロタマゴバチがネオニコチノイドに対し高い感受性を持つことが示唆された(https://www.jstage.jst.go.jp/article/cha/2010/110/2010_110_59/_pdf 石島力氏・藤 田 夏 姫氏・佐 藤 安 志氏・大泰司誠「チャのハマキガ類の卵寄生蜂キイロタマゴバチ 成虫に対する各種農薬の影響」)。さて、病害虫の防除については平成17年9月30日日付で農林水産省消費・安全局長より各農政局長、沖縄総合事務局長、北海道知事宛に「総合的病害虫・雑草管理(IPM)実践指針について」(17消安第6260号)が発せられ、右通達において利用可能なすべての防除技術を経済性を考慮しつつ慎重に検討し、病害虫・雑草の発生増加を抑えるための適切な手段を総合的に講じる総合的病害虫・雑草管理(IPM)が謳われ(https://www.maff.go.jp/j/kokuji_tuti/tuti/t0000830.html)、茶に関してはその一環として土着天敵の活用が謳われている(前掲通達「茶 別添(PDF:20KB)」 (https://www.maff.go.jp/j/kokuji_tuti/tuti/pdf/t0000830_10.pdf)。(続き)

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    • 山城守

    • 25/04/24 19:55:11
    >>2(続き)更に遡って1999年には多々良 明 夫氏が「チ ャに お けるBT剤 とIGR剤 を基 幹 と した天 敵保 護 防 除体 系 下 での害 虫 と天 敵 類 の発 生」(https://www.jstage.jst.go.jp/article/ktpps1999/1999/46/1999_46_119/_pdf/-char/ja)題して天敵への影響が少ないBT剤(対象とする害虫に対して特異性(対象のみに効果を現す性質)の高い微生物を使った農薬(姫 野 道 夫「微 生 物 殺 虫 剤(BT剤)の 改 良 と作 用 メ カ ニズ ム」 (https://www.jstage.jst.go.jp/article/microbes1996/14/4/14_4_245/_pdf/-char/ja)の 「1. は じめ に」を参照のこと)やIGR剤(昆虫の脱皮 , 変態や生殖 に かかわ る 生理作用をか く乱する化合物の総称(中村知史「昆虫成長制御剤開発の最近の動向」 (https://jppa.or.jp/archive/pdf/52_07_01.pdf)の「はじめに」を参照のこと))を使用した防除に係る研究を発表していること、平成9年2月発行『新・目で見る茶の病害虫』に主要害虫を対象とした複数のBT剤、IGR剤という選択毒性が高い薬剤が複数紹介されていることも踏まえると、態々ネオニコチノイド殺虫剤という薬効に疑問が残る薬剤を玉著執筆時点の2019年10月19日時点で使い続ける茶農家が果たしてどれだけいるか甚だ疑問である。
    更に、ネオニコチノイドは茶農家にとって別のデメリットもある。例えば、茶の主要害虫の一つとして知られるチャノコカクモンハマキの天敵の一であるキイロタマゴバチ(高木一夫「茶園に寄生蜂のモニタリング」(昭和49年10月農林省茶業試験場『茶業試 験報告第10号』p91-131(内当該箇所p99))はネオニコチノイド系農薬に対し高い感受性を持つことが指摘されている。(続き)

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    • 山城守

    • 25/04/24 19:53:49
    >>1(続き)そもそもネオニコチノイド殺虫剤については小澤朗人氏・小杉由紀夫氏 ・片井祐介氏 ・吉崎真紀氏が1998 年~2008 年(2006 年は除く)にネオニコチノイド殺虫剤のチャノミドリヒメヨコバイに対する防除効果を静岡県農林技術研究所茶業研究センター内茶園で試験し、2004年には被害防止率が35.1%に低下し、その後も被害防止率が低迷するという結果を得ている(https://www.jstage.jst.go.jp/article/ktpps/2009/56/2009_56_107/_pdf/-char/ja 小澤朗人・小杉由紀夫氏・片井祐介 ・吉崎真紀「茶園のチャノミドリヒメヨコバイに対するネオニコチノイド系殺虫剤の防除効果の低下 」)。また、同論文に拠れば、小澤朗人氏等の右研究以前からチャノミドリヒメヨコバイに対するネオニコチノイド殺虫剤の防除効果の低下が現場から指摘されるようになったのである(同論文冒頭)。そうすると、態々かくの如く薬効が疑問視されているネオニコチノイド殺虫剤を好んで使う茶農家がそう多くいるのかという疑問が浮かぶ。(続く)

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    • 山城守

    • 25/04/24 19:50:42
    (トピックに引き続いて)次に、茶栽培にネオニコチノイドが使われているという根拠で真っ先に思いつくのは「Contamination by neonicotinoid insecticides and their metabolites in Sri Lankan black tea leaves and Japanese green tea leaves」(https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2214750018300647)であるから、玉著がこれを根拠に執筆されたものであるという前提で一言申し上げる。
    当該論文では2016年1月から同5月にかけて国産緑茶39検体、ペットボトル茶に至っては僅か9検体を調べて(「 2.1.2. Tea leaves and beverages」の「From January to May 2016, green tea leaves labeled “domestically grown” of different brands and manufacturers were purchased from randomly selected grocery stores in Japan (n = 39), and black tea leaves were purchased from grocery stores in Sri Lanka (n = 30). 」という一文)偶々ネオニコチノイドが検出された(「3.1.1. Neonicotinoid insecticides and metabolites in green tea leaves」の「All seven neonicotinoid insecticides and nine of the 20 neonicotinoid metabolites examined were detected in Japanese tea leaves (Table 2, Table 3).」という一文)からと言ってネオニコチノイドが茶栽培に多用されているという玉著の記載はあまりにも早計であろう。
    (続く)

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