- 下話
- ゆり
- 13/11/04 10:48:32
香取慎吾と主の官能小説書いて下さい!
設定は、優しくて強引でドSな香取慎吾に迫られる主です。
パンツおろして待ってますのでよろしくお願いいたします☆
- 27 いいね
Pickup
香取慎吾と主の官能小説書いて下さい!
設定は、優しくて強引でドSな香取慎吾に迫られる主です。
パンツおろして待ってますのでよろしくお願いいたします☆
利用ルール・禁止事項をご確認ください
誹謗中傷、個人情報、プライバシーを侵害する投稿は禁止しています。
また誹謗中傷においては、法改正により投稿者の情報開示について簡易な裁判手続きが導入されております。
画像表示ON・OFF
---another side episode---正月休み中の独り言
あー………やっちまった。
俺はしんご。職業アイドル。猛スピードで走り抜けた年末を終え、今は正月休みの真っ最中。年に一回あるか無いかのまとまったオフは、芸能人らしく友人達とハワイに行く………はずだった。
抜けるような青い空と透明度の高い海、白い砂が広がる穴場のビーチでパツキン美女のビキニ姿を目で追いかけるはずだった。
しかし今俺の目に見えているのは白い天井、枕元の大量のマンガ本、そして寝室の時計の秒針をひたすら追いかけている。そう、平たく言えば風邪をひいて寝込んでいるのだ。年末の激務の直後から高熱を出し、この有り様。
一緒にハワイに行く約束をしていた友人達に、こんな熱くらい気合いで治すと言ったが、インフルエンザならどうする、うつるから休んでおけ、と諭された。一瞬マキとやらのオスマイファンの後輩の呪いかと思ったが幸いただの風邪に疲労が重なっただけみたいだ。風邪で寝込むのも何年振りだろう。体調管理には自信があったのにな。本当にやっちまった。
「あー、くっそ」
寝転んだままごろりと体を横に向け、頭上のライトスタンドわきに置いてあるスマホを手に取る。めくってもめくっても友人達が送りつけてきたハワイの画像が出てくる。
「あいつら…ゴホッゴホッ…覚えとけよ」
目当ての画像を探すように指を滑らす。でもどれだけめくってもその画像は出てくることはない。
普通の恋人同士なら二人で並んで写真を撮ったり、お互いの写真をトップ画像にしたり…今でも流行ってるのかな?二人で撮ったプリクラを貼り付けたりするんだろう。
俺達にはそれが無い。記録に残すことは許されない。彼女の画像は俺の記憶にしか残せない。顔が見たくなっても目を閉じるしかない。
スマホの中のメモ機能を出す。二人で行った美術館で、その時俺が書いていた記録がある。自分の作品を創るとき、何かの役に立つかと思い色々な事をメモに残しておいた。
アーティストの名前、題材、画材、材質、構図、感じたこと………色々な事を細かく長々と書いていた。これを読めばその時に自分が何をどう感じたか思い出す。隣に誰がいたのかも。
指で下へ下へスクロールする。長いメモの最後の一文が出てくる。
『ゆりはこの絵が気に入った?』
読んだ瞬間、何ともやるせない気持ちになりページを閉じた。こんな気持ちに耐えられなかったのか、女々しい自分が嫌だったのかはわからない。
「なっさけねぇなー…」
スマホを片手に持ったまま仰向けになり、手の甲で目を覆う。
何もかも風邪のせいだ。いつもは仕事が忙しすぎて仕事以外の事をクヨクヨ考えている時間はない。だから今こうしてクヨクヨしてるのは、寝ているだけだからだ。弱ってんだな。
暇だ………
そう思ったのは何年振りだろう。担当マネージャーが差し入れに来てくれたが、他の仕事で忙しいようで一度きりだった。もう一度スマホの画面を見る。
平日だ。そして今は昼間…。電話してもいいかな。女々しいついでに、クヨクヨするくらいならかけてみようか。
電話帳から彼女の名前を出す。大きく深呼吸をし、息を吐きながら通話ボタンを押す。スマホを耳にあて、もう一度体を横に向けて布団を抱え込むように体を丸め、呼び出し音を聞いた。
プルルル……プルルル……プルルル……
長いな。出ないか。
諦めようと画面を見た瞬間、通話時間の記録がスタートした。あわててスマホを耳に戻す。
『もしもし?』
彼女の声が聞こえる。身も心も弱っているせいかそれだけでふにゃふにゃになるようだ。
「もしもぉ~し、ゆり~」
『どうしたの?お休み中?酔ってる?』
「正月休みだけど酔ってないよ~。今大丈夫?何して……」
『マーマぁ、電話だれー?』
「!!!」
子供の声が電話の向こう側から聞こえた瞬間、頭の熱がスーっと引いた気がした。
「ごーめんっ!切る」
ピッ
慌てて通話を切り、スマホを胸の前で握りしめた。心臓がバクバク言っている。
………俺はバカか。
平日って…まだ冬休みの時期じゃないか。頭が全く回ってなかった。やらかしてしまった…。
子供の声が耳に残る。彼女は母親なんだと再認識させられる。もう少しよく考えれば良かった。今日の俺はぐちゃぐちゃだ。電話をかける前に戻ってさっきの俺をぶん殴りたい。
早く仕事がしたくなった。SMAbのかとりしんごに戻りたい…。
これ以上後悔してもどうしようもない。喉がカラカラだ。近くに置いておいたスポーツドリンクが空になっていたので、のそりと重い体を起こしリビングに向かう。途中、そこにある鏡に映る自分の顔が見える。
「ひっでえ顔」
前髪が枕の跡でくりんと上を向き、顔には無精髭が散らかっている。アゴを手で撫で、髭の感触を確かめながらキッチンに入る。冷蔵庫の中のペットボトルを開け、喉を鳴らして一気に半分くらい飲むと大きく息を吐いた。
「ぷふうー」
少し頭がスッキリしてきたな。体も昨日までよりは軽くなっている。仕事始めには間に合いそうだ。
ピピピピピッ
寝室に起きっぱなしのスマホが鳴る。飲みかけのペットボトルをそこに置いて、俺は少し急いでスマホを取りに行った。電話は彼女からだった。
「はーい」
『もしもし……大丈夫?私から電話するのはどうかなと思ったんだけど、変な感じで電話切れちゃったから気になって…』
「大丈夫。ごめん。………子供さんは?」
話しながらリビングに戻る。ソファーに腰を下ろそうとしたら、自分で思っているよりまだ体が重かったようで、ドスンと沈み込むように尻をついた。
『今日はお年玉で何か買うって言うから連れてきてるの。今は屋上で何かのイベント見てる。………あ』
「どうしたの?」
『テレビカメラとアナウンサーが来てる。福袋かイベントの取材かな?』
「局わかる?」
『えっと……ね……』
俺はテレビのリモコンを手に取り、電源を入れる。彼女の話からは中継か収録かはわからないけど。聞いた局に回してみる。そのチャンネルは昼過ぎの情報番組をやっていた。中継だ。俺はテレビの前に移動し、会話も忘れて食い入るように画面を見つめた。
………いた。
画面の奥の方…。カメラをチラチラ見ている数人の中に、携帯片手に何度も爪先立ちをしてこちらを見ている彼女がいた。
『もしもーし?』
「ゆり、映ってるよ(笑)」
思わず口の端を大きく横に広げて笑ってしまった。
『え?やだ本当?これ生放送なんだ』
小さな彼女が画面の中からこちらに手を振る。
俺は目を細めて彼女の姿を見つめる。
「………ねえ、ゆり」
『ん?』
会いたいよ
そう言おうとした時、画面の中の彼女に駆け寄る子供の姿が映った。俺は一度開いた唇をきゅっと結ぶ。
「買い物…楽しんで。じゃあまた」
『うん、じゃあ…』
携帯を閉じてバッグにしまいながら、子供の手を取る彼女の姿がまだ映し出されている。俺は画面の中の彼女をそっと指でなぞる。ちらほらと雪が降りだしたようで、後ろの方に映る人達が手のひらを出して上を見上げる。彼女の髪にも雪が落ちる。
あの雪いいな………って、俺はあほか。
テレビ画面を指で触れている間にカメラはスタジオに戻された。そのタイミングで指がピクンと反応し、そのままぎゅっと拳を作った。
彼女は…いつもこんな気持ちでテレビを観ているんだろうか。それともテレビはテレビ、ただの娯楽として、ファンとしてかとりしんごを応援してくれているんだろうか。
またスマホが鳴る。メールだ。開いてみると色違いのド派手なアロハシャツを着た友人達がダブルピースで笑っている写真が添付されていた。
『今から帰りまーす(笑)マカデミアナッツ買っといてやったぞ』
「いっらねーよ(笑)」
思わずスマホをソファーに叩きつけ、俺は立ち上がった。バスルームでシャワーを浴び、髭を剃り、髪を整える。鏡を見ながら両手で頬をピシャリと叩き、気合いを入れる。
「うっし!!」
新しい年が始まる。出だしつまづいたけど今年はどんな年になるだろう。決まっている仕事やコンサートもあって忙しいのは間違いない。有り難い事だ。
ハワイに行けなかったのは本当に残念だ。でも代わりに彼女を見られたからまあいいか。画面越しだったけど。
いつか…彼女をハワイのお気に入りの場所に連れて行きたい。見せてあげたい景色がたくさんあるんだ。
…………もちろん、そんな事は絶対に無理だ。わかっている。わかっているんだ。
わかっているけど夢見るくらいならいいだろう。今は正月休み中なんだから。
俺は寝室に戻り、全快を目指してベッドに横になり、また目を閉じた。
おしまい
エロ無し連投失礼しましたm(__)mまた自分でまとめますね。
自分のだけまとめるのも何だか申し訳ないので、前にまとめていただいてた方のコピーも含め他の方のもまとめます。
わーモリ玉さんありがとう(^o^)慎吾エロいね~(笑)すぐいっちゃったけど(笑)
慎吾ママさんありがとう(^o^)
リアルしんごな感じたまんないよ。
しんごはほんとにゆりのことが…
早く二人が逢えますようにm(_ _)m
慎吾ママさん、慎吾ママさんがまとめてくれるのは慎吾ママさんの分だけでいいと私は思うんだけどなー(^-^)v
しんごー!
すっごーい
慎吾だ。
>>837(T_T)
画面のゆりをなぞって、ゆりの髪にかかる雪になりたいとすら思うなんて…
>>838リアルに香取慎吾だよね(笑)
ヤバい。キュン死する(笑)
皆様ありがとうございますm(__)mちゃんと香取慎吾になってましたか?(^^ゞ
>>836
主さん、自分のだけでいいのかな?何か自分のトピじゃないのに悪い気がして。でもお言葉に甘えちゃう。後で新しくまとめますm(__)m
しんごー!!
会いたかったしんごだー(T_T)
ありがとう慎吾ママさん(T_T)
>>845
こちらこそありがとうございますm(__)m
これから、ゆりとしんごはどうなっちゃうの?
慎吾ママさん、本当にすごい!
慎吾ママさん、書いてくれて本当にありがとう。
私は初コメですが、第二章の『ゆり…ゆり…』『…ダメ…ダメ』ってとこで、号泣しちゃいました。
このトピで泣くなんて最初は思いもしなかったのに!(笑)
今ではしんごとゆりがどう幸せに向かえるのか一人で考えてる日々です!
慎吾ママさんありがとう!リアルな感じがとっても素敵!毎日覗いて新作待ってたから嬉しいです!
慎吾ママさんのペースで構わないのでまた書いてください。
二人が再会できるといいな~!
慎吾ママさん素敵です!こんなに短いお話なのに読んだ後の余韻が消えません。慎吾目線なのにキュンキュンしまくってます。またぜひぜひお願いします<(_ _)>
もーいい!へたな携帯小説より全然いい!こんなのがママスタで読めると思わなかった(笑)慎吾ママ最高!!ママの他の作品も読んでみたいな。
>>851
本当ー!ママスタで、こんなの読めると思わなかった。有料でも読みたいわ。課金しちゃう!
わがままを言えば、もっと沢山読みたい(^ω^)
でも、慎吾ママさんにも日常の生活があるので、大人しくパンツ脱いで待ってまーす。
あっ、それは主さんだった(^_^ゞ
ハイ、きたこれ!
殿堂入りトピ決定!!!
しんご切なすぎる!本当リアル…
ちょっとしんごー!見てるー?
早く二人を会わせたい。もうパンツなんか脱ぎ捨てて、毎日ノーパンで待っていよう。
>>854
もうムリだ!
パンツなんて履いていられねぇ!
きっとしんごもゆりも同じ気持ちなんだ!
会いたい、抱きたい、パンツ脱ぎたい!って…
泣ける~!くぅ~!
>>855江戸っ子www
みんなー!始まったよ(*^_^*)
パンツ脱ごっ♪
キーワードが(笑)
私も脱ぐぜっ★
みんな風邪引くよー。ハワイに行けないよー。
スマステかっこよかったー。
慎吾ママさん新しいお話ありがとうございます。文字を読んでるだけでなんでこんなにキュンキュンしたり切なくなったりするのか不思議です。またお願いします。
スマステ気持ち痩せた?
正月、風邪ひいたせいかな?
なーんて妄想が止まらないw
そして、パンツのくだりがおもしろずぎるw
明日は私も脱いで待ってる!!
>>861私今まで小説とか読んでも全く頭に入ってこなくて読書苦手だったけどここで小説にはまりだしたw不思議だよね。
皆様、たくさんの感想本当に本当にありがとうございますm(__)m嬉しくてひとつひとつ、何回も読み返してます。起爆剤&ガソリンになります。
そしてなんでみんなでパンツ脱いでんの?(笑)
>>848
まさか泣いていただくとは!!(゜ロ゜ノ)ノ嬉しいです。
素人が大層な…と思われるかもしれませんが、書いている時は目線の人物になりきって書いてます。ぼちぼちゆり目線に戻して書きたいのですが、連続でしんご目線で書いたのでまだ自分からしんごが抜けません(>_<)抜け次第またエピソードで申し訳無いですが書こうと思いますので少しお待ちを…。毎日見に来ていると言ってくださる方も何だかごめんなさいね。
他の方の小説も楽しいです☆一読者としてもこのトピを楽しみにしてますm(__)m
>>864
慎吾ママさんのペースでいいんですよ!すっかりファンだから、パンツ脱いで待ってるから!!!!待てる!!!
ノーパンマヨチュチュ(´∀`*)
>>865
ありがとうございますm(__)m
そしてパンツは脱ぐのね(笑)(*_*)
>>864慎吾ママさんありがとうm(_ _)m
慎吾ママさんの小説にみんなメロメロになっちゃってるね。
私は元々慎吾が好きだったけど、慎吾に全く興味のなかった人達を文章だけでここまでトリコにしてしまうなんて…
キュンキュンしたり、ニヤニヤしたり、切なくなったり、ムラムラ興奮したり、しんごとゆりの幸せを願ったり…
こんな気持ちをこのトピのみんなで味わう喜びを与えてくださった慎吾ママさん。
ほんとに感謝していますm(_ _)m
ありがとうございます。
でもパンツは脱ぎますごめんなさい!
>>867
主さん、こんばんは(^○^)/
私もいい経験させてもらって感謝してますよー。そしてやっぱりパンツは脱ぐのね(笑)
お詫びが遅れたけど前にちょっとトピずれと自分語りごめんなさいm(__)m
上げさせてください
>>844
暇人さん。ありがとう。
>>50がすごく好きでした。
あの日、すんごにめっちゃ吹いた。書いたの誰だべ。
すき。
暇人さん、まとめてくださってありがとうございます(^^)☆
読破!
SMAPまったく興味なかったのに、好きになりそうじゃないかー。
文才ありすぎ。才能だよ。
個人的には正月の「画面越しにはこんな感じなのかな」みたいなところが好きだわー。
続編続けてても飽きさせない演出、慎吾ママさん天才すぎ。
はじめまして。
ド素人なので、多目に見てください。
よろしくお願いします。
私はゆり、友達のあゆみと大阪に向かってる新幹線のなか。
旦那からのお許しが出て、SMAbコンサートを観に行く所。
きっとしんごびっくりするだろうなぁ~!アリーナだからうまくすればきっと見つけてくれるはず!!
そんな事を思いつつ、外の景色を眺めてごまかすが、顔がニヤケるのが自分でもよくわかる。
私としんごの関係が始まったのは、ちょうど半年前。でもこの事は絶対誰にも秘密。私には旦那も子どももいる。しんごも日本のトップアイドルが不倫だなんてバレたら大変なことになる。
そんな事を考えていたら、新大阪駅に到着した。
>>877
設定パクリ?