日教組(日本教職員組合)について へのコメント(No.766

  • No.765 つづき

    13/04/06 23:05:52

    >>764
    ■5.「ゆとり教育」で「嫌いをつくらない」?■

    陰山先生のアプローチは、実績として前述のように素晴らしい成果をあげている。

    限られた事例とはいえ、すでにユダヤやフランス、日本の伝統的教育でも実証されてきた方法であり、その効果は疑いえない。

    それでは答申の主張する「ゆとり教育」の方はどうだろうか?

    「生きる力」自体を測定する方法がないので、(こういう測定不可能な目標を設定する事自体が大きな問題だ、というもっともな批判はとりあえず棚上げして、文部科学省での「ゆとり教育」のスポークスマン、寺脇研・大臣官房審議官の目指す所が実現できたのかどうか、という点で、検証してみよう。

    今回の教育改革がめざしているのは、数学に限らず、あらゆる科目で、「嫌いをつくらない」ということです。

    数学好きをつくることはなかなか難しいことかもしれないけど、まず数学嫌いをつくらないことをやってほしいのです。

    詰め込み教育が「嫌いを作る」、教科内容を大幅に削減して、基本的な所だけをきちんと分からせれば、「嫌いをつくらない」だろう、という考え方である。

    その結果はどうか。

    つづく

  • No.766 つづき

    13/04/06 23:16:57

    >>765
    ■6.世界トップレベルになった日本の子供の数学嫌い■

    国際教育到達度評価学会(IEA)が行った調査では、中学2年生で、数学が「大好き」「好き」と答えた割合は、1995年度の53%に対して、99年度には48%と顕著な落ち込みを見せている。

    国際平均値の72%と比べれば、世界最低水準である。

    日本の中学生は国際水準を図抜けて数学が嫌いであり、さらにその傾向は悪化している。

    この期間に(数学か理科の)「いずれかの教科の勉強や宿題を3時間以上するという比率は、27%から17%へと大きく落ち込み、これまた世界最低レベルである。

    進学塾大手の河合塾では毎年の入塾者に同じ問題のテストを実施しているが、95年と99年の数学の成績を偏差値で見ると、次のような結果になっている。(理系のみ)
      95年 99年 変化

    上位
      84,5 81,5 -3,0

    中位
      57.0 41.5 -15.3

    下位
      37.2 21.5 -15.7


    成績が中位・下位の生徒の落ち込みが大きい。
    上位の生徒は塾通いなどでカバーしているのだろう。

    これらの結果を総合すると、勉強時間が大きく落ち込んで、世界最高水準の「ゆとり教育」は達成されたが、中下位の生徒は学校の勉強だけではついていけなくなる。

    教科が分からないので、数学が嫌いになる。

    そして今や数学嫌いの率は世界のトップレベルに到達したという次第である。

    「ゆとり教育」で「嫌いをつくらない」という寺脇研氏の主張は完全に破綻している。

コメント

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返信コメント

  • No.767 つづき

    13/04/06 23:29:27

    >>766
    ■7.「百ます計算」と「漢字ドリル」■

    陰山先生の小学校では、もう一つ「百ます計算」という教育を1年生の時からやっている。

    縦横に10個の数字が順不同でならんでおり、合計100のますを縦横の足し算で埋めていく。
    これを繰り返しやると、だんだん所要時間が短くなっていって、1年生でも2分を切る子がたくさん出てくる。

    寺脇研氏からみたら、子供の自由な個性を押し殺す典型的な「詰め込み教育」に見えるだろう。

    しかし、実際にやってみると、タイムがよくなっていくにつれて、子供たちの雰囲気がしっとりと落ち着いたものになっていくという。

    計算力と同時に集中力がついてきて、写生などにもねばり強く取り組むという姿勢が出てくる。

    もう一つ、漢字教育も反復練習で行っている。

    新しい漢字の習得は2学期までに終えて、3学期は漢字ドリルを使って復習、3月に全校共通の漢字テストを行う。

    さらに社会科などで、「源頼朝」「征夷大将軍」「鎌倉幕府」というような小学校で習わない漢字が出てくると、その場で書き順と意味を説明し、ノートに書かせて、分からない漢字が出てきたら、そのときに覚えるという習慣をつけさせる。

    陰山先生は言う。

    ★そもそも知識とは、言語と数の組み合わせともいえます。
    つまり読み書き計算の習熟は、子供たちの学習能力を高めるという働きをもっているのです。

    こうした基礎的な力は、さらに優れた教材と相まって子供たちの学力をさらに高めていきます。

    この学習能力というものは、学習する中身ではなく学習できる能力のことですから、それは可能性ということでもあります。

    基礎的なことの徹底反復が教室から消えて久しいですが、それとともに子供たちの荒れや切れというものが増えてきました。

    子供の負担を減らせば減らすほど子供の状態が悪くなっています。

    この10年以上の間、社会は子供に対して、何か大きな考え違いをしていたのではないでしょうか。

    つづく

  • No.770 まとめ

    13/04/06 23:44:03

    「ゆとり教育」が奪う「生きる力」>>761>>762>>763>>764>>765>>766>>767>>768>>769

    ※ゆとり教育の弊害が具体的に判ります。きっと思い当たる節があると思います。

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