嵐(妄想・小説) へのコメント(No.468

  • No.468 ニノ

    SN3J

    10/07/01 20:54:00

    急に仕事が忙しくなった。
    お互いに。
    すれ違いが増え、彼の電話も、声を聞いて存在を確認するだけ…。そんな日々が続いていた。

    「今、逢える?」
    本当は今すぐ飛んでいきたい…けど、仕事が私を拘束していた。
    「ごめんね…。」一言だけ言うと、電話を切った。

    気が付けば、残業を終えたのが深夜になっていた。
    とてつもない疲労感に襲われながら、帰路についた。


    部屋の前に着くと、自分の目を疑った。
    彼が、ドアの前に膝を抱えて座っていた。
    一瞬、幻なんじゃないか…と目を擦って再確認をした。

    「なに…してんの?」やっと出た言葉に、彼はゆっくり顔をあげて、こちらを見た。眉間に皺を寄せて。


    彼を部屋に通すと、何か飲み物を…と思い、「何か飲む?」と冷蔵庫に向かう。
    「いらない…いいから、ここ、座れよ。」

    彼は、ソファーに座って、こっちを見ずに俯いたまま言った。
    そっと彼の隣に座ると、急に彼が抱きついてきた。

    「ねぇ…いつもこんな遅いの?帰り。…夜道、歩いたら、危ねぇだろ?…電話、しろよ。俺を呼べよ。」
    いつもの彼とは違う低い声…。


    「仕事なのはわかるよ。俺も人の事言えない…。なぁ…俺が、どんな想いだったか知ってる?」
    彼の胸に顔を埋めたまま動けなかった…。

    「お前に…逢いたくて、苦しくて、抱きしめたくて…いつも頭の中がお前でいっぱい。おかしいんじゃないかってくらい。」
    「うん。」と頷くと彼のシャツをキュッと握った。


    「こうやってね…甘えるお前が大好き。一番の幸せなの。俺…お前がいなきゃダメだ。」
    ゆっくり彼の顔を見上げると、彼が静かに涙を一筋流した。
    キラキラと輝きながら、私の服に染みていった。

    私の目からも涙が一筋流れた。
    雫は彼のシャツに消えて行く。

    「同じ気持ち…だったんだろ?」
    心が読まれた気がして、心臓がトクンと鳴った。


    唇に暖かい彼の唇が触れた。
    深く深く口付けあった。

    「なぁ…仕事…辞めちまえよ…。俺…また、こんなに離れるの嫌だよ。俺が養ってくからさ。」

    もう一度深く口付けた。

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