嵐(妄想・小説) へのコメント(No.247

  • No.247 ニノ

    SN3J

    10/06/30 22:10:57

    「だーかーらぁ、言ってくれなきゃわかんないでしょ?」
    今日の彼女の機嫌は最悪だった。
    俺の顔を見るなり、プイッとそっぽ向いた。
    「なに?どうしたの?」なんて優しく聞いても答えてくれない彼女。

    擽ってみたり、頭を撫でてみたり…どれも効果なし。
    あ~、もう…どうしたらいいんだよ。

    「わかったよ。じゃぁ、気が済むまで怒ってなさいよ。俺が原因なら先に謝る。ごめん。」
    謝る必要なんかあったのだろうか…心に一瞬モヤッと霧がかかった。

    しばらく、膝を抱えていじける彼女の小さな背中を見ていた。
    見ていたら、なんだか寂しくなって「ねぇ…。」と声をかけた。

    膝を抱えて俯く彼女の前にしゃがんで「話してくれる?お前がそんなんじゃ、俺、どうかしちゃうよ。」と、顔にかかる髪の毛を避けながら、顔を覗いた。

    彼女は、ぼそぼそと理由を話だした。

    「そっか…。」
    聞くと、彼女は、番組で共演していた女優と仲良さそうにしていたから、傷ついたと話した。

    「焼きもち…やいちゃったんだ?」
    小さく頷く彼女の頭をポンポンと撫でた。

    「俺はね、他の女にはこういう事しないよ?拗ねてたって気にならない。…こうやってね、慰めたり出来るのは、お前が気になるから、大事だからだよ。」
    彼女が鼻を啜る音がかすかにした。

    「顔、あげて?」
    顎を掴んでクイッと上を向かせると、彼女の頬は涙で濡れていて、胸がチクッとした。

    「泣いてたんだ?」
    抱きついてくる彼女を抱き締めた。
    「泣きたいだけ泣いていいよ…ごめんな。」

    「ほら、顔洗っておいで?」
    落ち着きを取り戻した彼女の背中をポンと叩くと、洗面所へ向かった。


    「ちょっと、散歩しようか?」
    彼女の目の充血が治まるのを待って、気分転換に外へ誘った。


    道路沿いの歩道を二人、手を繋いで歩いた。
    「明日も晴れだ…ね。」
    眩しいくらいのオレンジ色をした夕日が二人を照らした。
    「ほら、見て?」彼女が指差す先には、重なった二人の影があった。

    「仲直り、ね?」
    そっと頬にキスをした。


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