• No.1623 続き

    13/03/07 13:35:25

    >>1622
    ■逃げ出す富裕層と耐える庶民

     PM2.5に覆われた北京、天津などでは裕福な市民の脱出が始まっている。

    比較的、空気のよい福建省、四川省、雲南省などに一時的に長期滞在したり、都市中心部のマンションから郊外の別荘地に移ったりする動きだ。

    極端なケースはPM2.5を機に海外移住をめざす人も増えている。

    中国人の米国、カナダ、マレーシア、ニュージーランドなどへの移民はこの4、5年増加してきたが、それが今年、急増する気配を見せ始めている。

    昨年の尖閣諸島国有化のあとの反日で、激減していた日本への中国人観光客の訪問も今年に入って、底打ちして増えつつあるのは「反日」が収まったというよりも、きれいな空気を求めた訪日の面が強い。

     だが、住む場所を変えることのできない庶民は外出抑制やマスクくらいしか対応法はない。

    大気汚染への対応にも貧富の格差が反映される。

    高濃度のPM2.5を吸い続けるしかない庶民の怒りはやがて政府や共産党一党支配体制への不満に発展していきかねない。

    中国政府は石油産業や電力業界への規制強化に動くだろうが、今や国を牛耳るほどの権力組織となったエネルギー産業を押さえ込むのは簡単ではない。

    中国政府は排ガス規制の強化や集塵機の整備をすでに打ち出しているが、実施時期や拘束性には疑問符がついている。

    続く

  • No.1624 続き

    13/03/07 13:41:27

    >>1623
    ■体制に影響を与える可能性も

     政府の対応が生ぬるいとなれば、政府批判が起きるのは確実だ。

    大連での化学工場閉鎖の時のように、一般の国民が中南海(中国の最高指導者たちが居住する北京中心部の地区)に押しかけ、シュプレヒコールを挙げれば、指導部には大きな脅威となる。

    選挙や民主化という抽象概念よりも今、自分が吸っている空気の汚染、健康への被害は中国国民にとってはるかに重要であり、深刻な問題だ。

    金持ちだけが海外移住などでそれを逃れようとしている事実も怒りを倍加させるだろう。

     ソ連邦が崩壊する直前、2つのことが庶民を苦しめていた。

    1つは食糧や日用品など物資の不足であり、もう1つはアラル海や西シベリアの油田地帯など各地で深刻化した環境破壊、モスクワをはじめとする大都市の大気汚染など公害問題だ。

    体制を崩壊させるほどのエネルギーを国民に与えるのは食糧とよい環境の2つの不足なのだ。

    中国には食糧は不足していないが、庶民が安心して暮らせるよい環境は失われた。

    PM2.5が思わぬ衝撃を中国の体制に与える可能性をみておくべきだろう。

    執筆者 高村悟

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  • No.1625

    13/03/07 13:49:38

    中国環境汚染関係
    >>1576>>1577>>1588>>1592>>1593>>1594>>1597>>1598

    97%の都市で地下水汚染=高まる危機感―中国
    >>1605

    中国が公式文書で「癌(がん)症村」の存在認める 少なくとも国内200カ所以上>>1609

    中国の原発事故想定 規制委、対応策を検討 「次々と建設、日本に影響甚大」>>1612

    「PM2.5」だけではない「環境汚染」が生む新たな中国危機>>1620>>1621>>1622>>1623>>1624


    自治体にデータ公表の動き >>1591

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