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三者面談でショックな事言われたことある?
16/04/16 09:54:45
>>783つづき ■4.「それにわしらには関係ないことだ」 崖の下の南側を見下ろすと、巨大な沼が広がっていた。 沼の水はどす黒く汚れ、臭いが崖の上まで漂ってきた。 近くにいた老ツチガエルが 「あれはウシガエルの沼だよ。何百匹というウシガエルが棲んでいる」と教えてくれた。 ウシガエルはあらゆるカエルを呑み込む巨大で凶悪なカエルだ。 「下の沼にはウシガエルしかいないのですか」 とソクラテスが不安そうに聞くと、 「他のカエルたちもたくさんおるよ。彼らは毎日、ウシガエルたちに食べられておるよ。風のない日は、ときどき彼らの悲鳴がここまで聞こえてくる」 ソクラテスはぞっとした。 「助けてやろうとは思わないんですか?」 「助ける? どうやって? それにわしらには関係ないことだ。余計なことをしてウシガエルを怒らせたりしたら、いいことはなにもない。ナパージュのカエルは、他のカエルたちの騒動には関わらないのだ」 「あそこにウシガエルがいる」と、ロベルトが崖の中腹にへばりついている一匹のウシガエルを見つけた。 「心配はいらん。あいつらはどうせ途中までしか上がってこない」 「どうして途中までしか上がってこないのですか?」 とソクラテスが聞くと、 「三戒があるからだ」 年老いたツチガエルは、何度同じ事を言わせるのだというようなうんざりした顔で、どこかへ跳んでいってしまった。
16/04/16 10:00:33
>>784中略 ■6.「自分たちのことは自分たちで守ってほしい」 「この国の平和は三戒ではなく、スチームボート様のおかげだ」 と一匹のカエルが秘かに漏らした話を聞いて、二人は東の岩山の頂上に住んでいるというスチームボートに会いにいった。 頂上の古い松に巨大なワシが止まっていて、それがスチームボートだった。 恐る恐る話しかけたソクラテスに、スチームボートは語り出した。 昔、スチームボートがここにやってきた時、この国のカエルたちは追い出そうと抵抗したが、スチームボートに何百匹も虐殺された。 カエルたちはスチームボートに謝り、この場所を提供した。 今ではカエルたちがいろいろと便宜を図ってくれるので、スチームボートもカエルたちを守ってやっているという。 ソクラテスは思った。 こんなに恐ろしいワシがいるなら、誰もこの崖の上にやってはこないでしょう。 ナパージュの平和は「三戒」のお蔭などではなかったのだ。 しかし、スチームボートはこうも言った。 「わしももう年老いた。そろそろツチガエルたちも、自分たちのことは自分たちで守ってほしいと思っている」 スチームボートが守ってくれなくなったら、ナパージュ王国はどうなるのだろうか。 「三戒」だけで本当に平和を守れるのだろうか? つづく
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古トピの為、これ以上コメントできません
16/04/16 10:02:30
>>785つづき ■7.「ぼくらはこの国では誰にも理解されない嫌われ者さ」 スチームボートと同様に、ナパージュを守っているツチガエルの3人兄弟がいると聞いて、ソクラテスとロベルトは会いにいった。 スチームボートのいる東の岩山のふもとにいるという。 そこに行くと逞しい三匹のツチガエルが身体を鍛えていた。 長男がハンニバル、弟たちがワグレラとゴヤスレイと言った。 彼らは危険なウシガエルを絶えず見張っているという。 それは彼らの亡き父親から 「ウシガエルにこの国が襲われるようなことになったら、お前たちは命を懸けて戦え」 と命じられたからだという。 三戒は「カエルを信じろ」「カエルと争うな」「争うための力を持つな」と命じているが、 ハンニバルは「仲間が殺されるときには戦うよ」と言う。 そして三戒を破ったことで、 「そのときは多分---ぼくらは縛り首になる」 「吊されるのがわかっていても、戦うのですか」 と聞くと、 「それが父の教えだからね。ぼくらはこの国では誰にも理解されない嫌われ者さ」 とハンニバルは寂しげに微笑んだ。 つづく
16/11/13 23:01:32
『カエルの楽園』 ~ 子供たちを「9条教」感染から守るワクチン >>781>>782>>783>>784>>785>>786>>787
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No.784 鮭フライ
16/04/16 09:54:45
>>783つづき
■4.「それにわしらには関係ないことだ」
崖の下の南側を見下ろすと、巨大な沼が広がっていた。
沼の水はどす黒く汚れ、臭いが崖の上まで漂ってきた。
近くにいた老ツチガエルが
「あれはウシガエルの沼だよ。何百匹というウシガエルが棲んでいる」と教えてくれた。
ウシガエルはあらゆるカエルを呑み込む巨大で凶悪なカエルだ。
「下の沼にはウシガエルしかいないのですか」
とソクラテスが不安そうに聞くと、
「他のカエルたちもたくさんおるよ。彼らは毎日、ウシガエルたちに食べられておるよ。風のない日は、ときどき彼らの悲鳴がここまで聞こえてくる」
ソクラテスはぞっとした。
「助けてやろうとは思わないんですか?」
「助ける? どうやって? それにわしらには関係ないことだ。余計なことをしてウシガエルを怒らせたりしたら、いいことはなにもない。ナパージュのカエルは、他のカエルたちの騒動には関わらないのだ」
「あそこにウシガエルがいる」と、ロベルトが崖の中腹にへばりついている一匹のウシガエルを見つけた。
「心配はいらん。あいつらはどうせ途中までしか上がってこない」
「どうして途中までしか上がってこないのですか?」
とソクラテスが聞くと、
「三戒があるからだ」
年老いたツチガエルは、何度同じ事を言わせるのだというようなうんざりした顔で、どこかへ跳んでいってしまった。
No.785 鮭フライ
16/04/16 10:00:33
>>784中略
■6.「自分たちのことは自分たちで守ってほしい」
「この国の平和は三戒ではなく、スチームボート様のおかげだ」
と一匹のカエルが秘かに漏らした話を聞いて、二人は東の岩山の頂上に住んでいるというスチームボートに会いにいった。
頂上の古い松に巨大なワシが止まっていて、それがスチームボートだった。
恐る恐る話しかけたソクラテスに、スチームボートは語り出した。
昔、スチームボートがここにやってきた時、この国のカエルたちは追い出そうと抵抗したが、スチームボートに何百匹も虐殺された。
カエルたちはスチームボートに謝り、この場所を提供した。
今ではカエルたちがいろいろと便宜を図ってくれるので、スチームボートもカエルたちを守ってやっているという。
ソクラテスは思った。
こんなに恐ろしいワシがいるなら、誰もこの崖の上にやってはこないでしょう。
ナパージュの平和は「三戒」のお蔭などではなかったのだ。
しかし、スチームボートはこうも言った。
「わしももう年老いた。そろそろツチガエルたちも、自分たちのことは自分たちで守ってほしいと思っている」
スチームボートが守ってくれなくなったら、ナパージュ王国はどうなるのだろうか。
「三戒」だけで本当に平和を守れるのだろうか?
つづく
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古トピの為、これ以上コメントできません
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No.786 鮭フライ
16/04/16 10:02:30
>>785つづき
■7.「ぼくらはこの国では誰にも理解されない嫌われ者さ」
スチームボートと同様に、ナパージュを守っているツチガエルの3人兄弟がいると聞いて、ソクラテスとロベルトは会いにいった。
スチームボートのいる東の岩山のふもとにいるという。
そこに行くと逞しい三匹のツチガエルが身体を鍛えていた。
長男がハンニバル、弟たちがワグレラとゴヤスレイと言った。
彼らは危険なウシガエルを絶えず見張っているという。
それは彼らの亡き父親から
「ウシガエルにこの国が襲われるようなことになったら、お前たちは命を懸けて戦え」
と命じられたからだという。
三戒は「カエルを信じろ」「カエルと争うな」「争うための力を持つな」と命じているが、
ハンニバルは「仲間が殺されるときには戦うよ」と言う。
そして三戒を破ったことで、
「そのときは多分---ぼくらは縛り首になる」
「吊されるのがわかっていても、戦うのですか」
と聞くと、
「それが父の教えだからね。ぼくらはこの国では誰にも理解されない嫌われ者さ」
とハンニバルは寂しげに微笑んだ。
つづく
No.837 秋刀魚
16/11/13 23:01:32
『カエルの楽園』 ~ 子供たちを「9条教」感染から守るワクチン
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