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>>781つづき
この寓話小説が何をテーマにしているかは、上記の一節だけでも明らかだろう。
小学生にもスラスラ読めるおとぎ話で、「憲法9条さえ守っていれば平和が保てる」という「9条教」の正体を鮮やかに描き出している。
左翼マスコミではこの本は黙殺されており、百田氏のサイン会では爆破予告の電話まであったというが、9条教信者たちが、この小説で自分たちの正体がバレてしまうことに相当な危機感を持っているのだろう。
『カエルの楽園』では、9条教信者たちの正体がまざまざと描かれている。
実際のストーリーは本を読んで貰うこととして、ここでは百田氏がカエルに託して描いた9条教信者たちを紹介しよう。
■3.「嘘つきだ!とんでもない野郎だ!」
ソクラテスとロベルトがお祭り広場に行くと、大勢のツチガエルが集まっており、その中央にひときわ派手な色をしたツチガエルが立っていた。
彼は「若い旅人さん、ようこそナパージュの王国へ」と歓迎してくれた。
祭りを取り仕切っているマイクだった。
「ところで、若い旅人さん、あなたたちは、なぜ生まれ故郷を出て旅をしているのですか」とマイクに聞かれて、ソクラテスは答えた。
「生まれた土地にダルマガエルがやってきて、仲間たちが食べられたからです」
マイクの笑顔が消えた。
「申し訳ないが、そんな話は信じられません。理由もなしにカエルがカエルを食べるなどということはありえません。ダルマガエルがアマガエルを襲ったというのが本当なら、それはあなたたちがダルマガエルを怒らせるようなことをしたからではないのですか」
「みんなもそう思うでしょう」とマイクが周囲のカエルたちを見渡して言うと、カエルたちは皆、「そうだ、そうだ」「こいつは嘘をついているんだ!」「嘘つきだ!とんでもない野郎だ!」
つづく- 0
16/04/16 09:48:03