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菓子パンの思い出を作れという旦那
SH3F
10/09/09 00:16:22
>>3867 続きです 『別れた彼女がいつまでも鍵持ってるなんて嫌だよね…ごめんね返さなくて』 彼女が俺の手に鍵を握らせる 『返さなくちゃって解ってたんだけど、これを返したら和くんとの繋がりがなくなると思うとつい…』 彼女が俯く 俺は何も言う事が出来ないでいた…言いたい事はいっぱいあるはずなのに… ハッパ~ 車のクラクションが彼女を呼んだ 『あっ、私行くね…』 『うん…』 彼女は俺の手を握ると 『今までありがとう~楽しかったよ。仕事頑張ってね。テレビを見て、か…二宮君の事応援してるよ。もう会う事は無いけど、ずっと二宮君の事応援してるから…』 そう言うと彼女は行ってしまった 俺は…何も言えず…ただその場に立ちすくんでいた 『あれ~ニノじゃん』 振り向くと潤くんがいた 『どうかした?』 俺の様子がおかしい事に気が付いたみたい 『あっ…何でも…』 そこまで言うと涙がこぼれた 『どうしたんだよ?とりあえず、そこに入ろう』 俺は潤くんに手を引っ張られ、近くのコーヒーショップに入った 『飲めば…落ち着くよ』 潤くんが俺の前にコーヒーを置いた 俺の好きなミルクたっぷりの甘めのコーヒー 一口飲むと暖かさが体中に広がる… 『で、どうしたの?言わなかったけどみんな心配してたんだぜ、近頃ニノ元気なかったからさ』 俺は思い切って今までの事を話した 彼女を裏切った事、他の子と付き合った事、結局彼女が忘れられずにいる事、そして…今、あった事… 俺の話を黙って聞いていた潤くんが、最後まで聞き終えると 口を開いた 『で、ニノはどうしたいの?』 『えっ…俺…』 暫く考える 『俺は…俺は彼女と一緒にいたい!!』 自分でもびっくりする位、大きな声とはっきりした口調… 『じゃ~それを彼女に伝えなよ!』 潤くんがフッと笑う 『えっ…でも彼女ひは彼氏が…』 『ニノ確かめたの?』 俺は顔を横に振る 『彼女ニノとの繋がりを切りたくなくて鍵持ってたんだろ?だったら、まだニノへの気持ち残ってるんじゃないの?!』 『ニノ前に言ってたよね、彼女は空気みたい存在だって…空気ってあって当たり前だけどさ、無くなると生きて行けないぜ!ここで頑張らないと一生後悔するぞ』 潤くんの言葉にはっとして顔を上げる 『潤くん…くさい…』 ニャッと俺が笑う 『うるさい///』 真っ赤になる潤くん 二人で顔を見合わせて笑った 続きます
10/09/09 07:54:21
>>3868 続きです 俺は潤くんの言葉に背中を押され、彼女のアパートへと走り出していた ちゃんと彼女に俺の気持ち伝えなくちゃ… アパートに着いて、彼女の部屋を確かめる 電気がついてるから居るはず 俺は深呼吸すると、思い切ってインターホンを押した 『はぁ~い』 彼女の声 『俺…遅くにごめん…』 バタバタと音がして鍵が開く 『か…二宮君…どうしたの?!』 玄関を見ると男物の靴があった 『あっ…あのさ…』 ダメだ…言葉が出てこない 『誰か来たのか?』 奥から男の声がする…やっぱり彼氏出来たんだ 『えっ…あ…うん…』 彼女は何て答えていいのか困っているみたいだった そういえば…前にもこんな事が… そう…あの日…彼女との最後の日…違うのは俺と彼女の立場は逆って事… あらためて、その時の彼女の辛さ、悲しさが解って胸が苦しくなった 男は奥から出て来ると、俺の前に立ち睨むようにこっちを見ていた しばらく見ていると、男は俺を指をさし 『これが、お前の元気がない原因?』 『えっ…違う…』 慌てる彼女 状況が飲み込めない俺 俺を睨む男 三人の間にしばらく沈黙が続く…最初に口を開いたのは男だった 『ふ~ん、まっいいや…じゃ~俺、帰るは』 そう言うと奥に荷物を取りに行き、玄関に戻ってきた 男は彼女の頭に手を置くと、また俺を睨み 『あんまりこいつの事、悲しませるなよな!』 俺の肩を軽く叩くと出て行った 『ちょっと、お兄ちゃん…』 『えっ…お兄さん?!』 『あっ…うん…お兄ちゃん、私が近頃元気ないからって、会社に迎えに来てくれて…』 あっ、あの車…お兄さんだったんだ…ホッとする俺 それからしばらく、二人して言葉が見つからず、玄関で無言で立ちすくす… 【今、頑張らないと一生後悔するぞ】 潤くんの言葉を思い出し、俺は思い切って口を開いた 『あっ///あのさ…もう一度…もう一度俺の所に戻って来て欲しいんだ』 『えっ…』 『君の事忘れられないんだ…誰といても何をしても…ずっと後悔してたんだ、あの日の事…』 彼女が俺を見つめている 『俺…都合のいい事言ってるって分かってる…ひどい事したのも分かってる…戻って来てなんて言る立場じゃないけど…』 彼女の目から涙が溢れていた ごめんなさい…続きます
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10/09/09 09:01:35
>>3871 続きです 『和くん…本当…?』 彼女が小さな声で尋ねる 俺はいつの間にか、彼女を抱きしめていた 『愛してる…もう傷つけないから…大切にするから俺のそばにいて欲しい』 『…う…ん…』 泣きながら俺の背中に手を回す 俺は彼女を抱く手に、更に力を込めた ー数日後ー 『和くん~いい天気だよ~』 ベランダで洗濯物を干しながら彼女が言う 『ふ~ん』 俺は寝転びながらゲームをしていた 『ね~今日は一日休みなんでしょう?何処行かない?』 『う~ん…』 ゲームをしながら気のない返事 『まったく…仕方ないんだから』 フッと彼女が笑う 『あ~言ったね!今、言ったよね』 俺はゲームを置くと、彼女をみてニャリと笑った 『えっ///』 『仕方ないって言ったよね~約束覚えてる?』 俺はベランダにいる彼女に近くと、後ろから彼女を抱きしめた 『仕方ない、しょうがない禁止~!!やぶったら…』 彼女にキスをした 『キス一回だよね』 真っ赤になる彼女… 『あっ本当にいい天気だね~』 彼女を抱きしめたまま空を見上げる 『お昼はご飯食べに出かける?この前、潤くんに美味しいお店教えてもらったんだ~』 『うん』 嬉しいそうに彼女がうなづく 『じゃ~さぁ~』 俺は甘えたように言う 『それまでゲームしててもいい?』 彼女が笑った…こぼれるような笑顔 『もう~しょうがないなぁ~』 『あっ、また言った~』 俺はまた彼女にキスをした 終わりです
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No.3868 あんま
SH3F
10/09/09 00:16:22
>>3867
続きです
『別れた彼女がいつまでも鍵持ってるなんて嫌だよね…ごめんね返さなくて』
彼女が俺の手に鍵を握らせる
『返さなくちゃって解ってたんだけど、これを返したら和くんとの繋がりがなくなると思うとつい…』
彼女が俯く
俺は何も言う事が出来ないでいた…言いたい事はいっぱいあるはずなのに…
ハッパ~
車のクラクションが彼女を呼んだ
『あっ、私行くね…』
『うん…』
彼女は俺の手を握ると
『今までありがとう~楽しかったよ。仕事頑張ってね。テレビを見て、か…二宮君の事応援してるよ。もう会う事は無いけど、ずっと二宮君の事応援してるから…』
そう言うと彼女は行ってしまった
俺は…何も言えず…ただその場に立ちすくんでいた
『あれ~ニノじゃん』
振り向くと潤くんがいた
『どうかした?』
俺の様子がおかしい事に気が付いたみたい
『あっ…何でも…』
そこまで言うと涙がこぼれた
『どうしたんだよ?とりあえず、そこに入ろう』
俺は潤くんに手を引っ張られ、近くのコーヒーショップに入った
『飲めば…落ち着くよ』
潤くんが俺の前にコーヒーを置いた
俺の好きなミルクたっぷりの甘めのコーヒー
一口飲むと暖かさが体中に広がる…
『で、どうしたの?言わなかったけどみんな心配してたんだぜ、近頃ニノ元気なかったからさ』
俺は思い切って今までの事を話した
彼女を裏切った事、他の子と付き合った事、結局彼女が忘れられずにいる事、そして…今、あった事…
俺の話を黙って聞いていた潤くんが、最後まで聞き終えると 口を開いた
『で、ニノはどうしたいの?』
『えっ…俺…』
暫く考える
『俺は…俺は彼女と一緒にいたい!!』
自分でもびっくりする位、大きな声とはっきりした口調…
『じゃ~それを彼女に伝えなよ!』
潤くんがフッと笑う
『えっ…でも彼女ひは彼氏が…』
『ニノ確かめたの?』
俺は顔を横に振る
『彼女ニノとの繋がりを切りたくなくて鍵持ってたんだろ?だったら、まだニノへの気持ち残ってるんじゃないの?!』
『ニノ前に言ってたよね、彼女は空気みたい存在だって…空気ってあって当たり前だけどさ、無くなると生きて行けないぜ!ここで頑張らないと一生後悔するぞ』
潤くんの言葉にはっとして顔を上げる
『潤くん…くさい…』
ニャッと俺が笑う
『うるさい///』
真っ赤になる潤くん
二人で顔を見合わせて笑った
続きます
No.3871 あんま
SH3F
10/09/09 07:54:21
>>3868
続きです
俺は潤くんの言葉に背中を押され、彼女のアパートへと走り出していた
ちゃんと彼女に俺の気持ち伝えなくちゃ…
アパートに着いて、彼女の部屋を確かめる
電気がついてるから居るはず
俺は深呼吸すると、思い切ってインターホンを押した
『はぁ~い』
彼女の声
『俺…遅くにごめん…』
バタバタと音がして鍵が開く
『か…二宮君…どうしたの?!』
玄関を見ると男物の靴があった
『あっ…あのさ…』
ダメだ…言葉が出てこない
『誰か来たのか?』
奥から男の声がする…やっぱり彼氏出来たんだ
『えっ…あ…うん…』
彼女は何て答えていいのか困っているみたいだった
そういえば…前にもこんな事が…
そう…あの日…彼女との最後の日…違うのは俺と彼女の立場は逆って事…
あらためて、その時の彼女の辛さ、悲しさが解って胸が苦しくなった
男は奥から出て来ると、俺の前に立ち睨むようにこっちを見ていた
しばらく見ていると、男は俺を指をさし
『これが、お前の元気がない原因?』
『えっ…違う…』
慌てる彼女
状況が飲み込めない俺
俺を睨む男
三人の間にしばらく沈黙が続く…最初に口を開いたのは男だった
『ふ~ん、まっいいや…じゃ~俺、帰るは』
そう言うと奥に荷物を取りに行き、玄関に戻ってきた
男は彼女の頭に手を置くと、また俺を睨み
『あんまりこいつの事、悲しませるなよな!』
俺の肩を軽く叩くと出て行った
『ちょっと、お兄ちゃん…』
『えっ…お兄さん?!』
『あっ…うん…お兄ちゃん、私が近頃元気ないからって、会社に迎えに来てくれて…』
あっ、あの車…お兄さんだったんだ…ホッとする俺
それからしばらく、二人して言葉が見つからず、玄関で無言で立ちすくす…
【今、頑張らないと一生後悔するぞ】
潤くんの言葉を思い出し、俺は思い切って口を開いた
『あっ///あのさ…もう一度…もう一度俺の所に戻って来て欲しいんだ』
『えっ…』
『君の事忘れられないんだ…誰といても何をしても…ずっと後悔してたんだ、あの日の事…』
彼女が俺を見つめている
『俺…都合のいい事言ってるって分かってる…ひどい事したのも分かってる…戻って来てなんて言る立場じゃないけど…』
彼女の目から涙が溢れていた
ごめんなさい…続きます
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古トピの為、これ以上コメントできません
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No.3872 あんま
SH3F
10/09/09 09:01:35
>>3871
続きです
『和くん…本当…?』
彼女が小さな声で尋ねる
俺はいつの間にか、彼女を抱きしめていた
『愛してる…もう傷つけないから…大切にするから俺のそばにいて欲しい』
『…う…ん…』
泣きながら俺の背中に手を回す
俺は彼女を抱く手に、更に力を込めた
ー数日後ー
『和くん~いい天気だよ~』
ベランダで洗濯物を干しながら彼女が言う
『ふ~ん』
俺は寝転びながらゲームをしていた
『ね~今日は一日休みなんでしょう?何処行かない?』
『う~ん…』
ゲームをしながら気のない返事
『まったく…仕方ないんだから』
フッと彼女が笑う
『あ~言ったね!今、言ったよね』
俺はゲームを置くと、彼女をみてニャリと笑った
『えっ///』
『仕方ないって言ったよね~約束覚えてる?』
俺はベランダにいる彼女に近くと、後ろから彼女を抱きしめた
『仕方ない、しょうがない禁止~!!やぶったら…』
彼女にキスをした
『キス一回だよね』
真っ赤になる彼女…
『あっ本当にいい天気だね~』
彼女を抱きしめたまま空を見上げる
『お昼はご飯食べに出かける?この前、潤くんに美味しいお店教えてもらったんだ~』
『うん』
嬉しいそうに彼女がうなづく
『じゃ~さぁ~』
俺は甘えたように言う
『それまでゲームしててもいい?』
彼女が笑った…こぼれるような笑顔
『もう~しょうがないなぁ~』
『あっ、また言った~』
俺はまた彼女にキスをした
終わりです