嵐(妄想・小説) へのコメント(No.3867

  • No.3864 あんま

    SH3F

    10/09/08 21:52:48

    >>3863
    続きです

    『あぁ~死んじゃった…もう一回やっちゃお~と』
    『え~今度は俺だって~』
    趣味が合うこの子との時間は、思ったより楽しかった
    二人でゲームを取り合いながらじゃれつく…
    ふと、目が合う…
    沈黙の後…気がつくとキスをしていた

    …ガチャ…
    その時、玄関で鍵を開ける音がした
    はっと我にかえって、慌て離れると玄関へ行った…

    『和くん帰ってたんだ~近く通ったら洗濯物干しっぱなしなのが見えたからさぁ~』
    彼女だった…
    『あれっ?お客さん?』
    玄関にある靴を見付けて、彼女が尋ねた
    『あっ、うん、友達とゲームして』
    『和~誰か来たの?』
    ひょっこり顔を出した…
    ヤバイッ?!
    慌てる俺の横で彼女はペコッとお辞儀をして
    『すいません妹です。近くを通っので来ちゃいました~お邪魔しちゃ悪いので、帰りますね』
    そう言うと外に飛び出して行った



    『ちょっと待ってよ!待っててば!』
    マンションの入口の所で彼女の腕を掴んだ
    『誤解だって!友達だよ友達!ゲームしてただけ』
    彼女を俺の方に向けた…彼女は泣いていなかった
    『和くん、口紅ついてるよ』
    彼女が俺の唇を指で拭った
    慌てて自分の手の甲で唇を拭った
    『しょうがないなぁ…和くん嘘へたなんだから』
    彼女がフッと笑う
    寂しいそうな、消えそうな笑顔
    『口紅なんてついてないよ…』
    『えっ』
    『仕方ないよ…恋愛なんてこんなもん。どちらかが覚めれば終わり…大丈夫だよいつかは終わりが来るって解っていたから…和くんと私では住む世界が違う…大丈夫~覚悟出来てたから…』
    俺は何も言え無かった
    『ほら~部屋に帰えらないと…和くん帽子も眼鏡もないんだから~嵐だってばれちゃうよ』
    また彼女がフッと笑った
    目には涙が溢れていた
    『じゃ~ね和くん、バイバイ』
    彼女は俺の頬に軽くキスすると、走って行ってしまった

    まだ、続きます

  • No.3867 あんま

    SH3F

    10/09/08 23:10:08

    >>3864
    続きです

    ニヶ月後…

    あの時のゲームをした彼女とは、もう会っていなかった
    彼女と別れ後、何度か一緒ゲームをしたりしていた
    そのうち、【何処連れててよ!】【もう、つまんない】【仕事と私どっちが大事なのよ!】喧嘩が絶えなくなっていった
    決定的な喧嘩…彼女が言ったんだ…
    『友達と会ってよ~和が彼氏だって自慢したいんだ~』
    『えっ、無理に決まってるでしょう!てか、普通は内緒にするでしょう!』
    そう言うと彼女は
    『え~紹介も自慢も出来ないんじゃ、芸能人と付き合ってる意味ないじゃん!』

    彼女は…別れる最後の時まで、俺との関係がばれる事を心配してた…
    いつも、いつも俺の事を考えて、俺との時間を大切にしてくれた…
    気が付くと涙が溢れていた…
    【仕方ない】
    【しょうがない】
    彼女の口癖…
    フッと寂しく笑う癖…
    俺と出会っ頃はよく笑って、話す女の子だった…
    いつからだろう…笑わなくなったのは… 【仕方ない】
    【しょうがない】
    が口癖になったのは…
    口癖じゃないな…俺が言わせてたんだ… 俺は何も気が付かず、彼女の優しさに甘えていた
    自分の情けなさに涙が出た…
    『俺、お前と一緒にいるの無理だわ…』
    俺がそう言うと、彼女は怒って出て行った…それっきり…


    『お疲れ~』
    仕事が終わりテレビ局を出る
    仕事をして家に帰って寝る…そしてまた仕事に行く…そんな繰り返しの毎日
    彼女に会いたい…合わす顔なんて無いのに…でも…会いたい
    そんな事を考えて歩いていると、いつの間にか彼女の仕事場まで来ていた
    ふと視線を向けると彼女が…
    彼女が一台の車に歩みよる
    あっ…彼氏出来たんだ
    振り向いて歩きだすと
    『和くん!』
    俺に気が付いた彼女が、こっちに走ってきた

    『和くん久しぶり…元気だった?』
    『うん、まっ…ぼちぼちね』
    彼女は俺を見ると
    『ね~和くん痩せた?ちゃんと食べてる?和くんゲームに夢中になるとご飯食べないんだから~』
    『えっ食べてるよ…そっちこそ痩せた?』
    『うん、ダイエット』
    彼女が微笑んだ
    嘘つき…俺のせいのくせに

    暫くの沈黙…
    彼女が思い切った様に口を開く
    『和くん…これ取りに来たんだよね…』
    彼女は鞄から鍵を取り出した
    そう…俺の部屋の鍵

    続きます

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返信コメント

  • No.3868 あんま

    SH3F

    10/09/09 00:16:22

    >>3867
    続きです

    『別れた彼女がいつまでも鍵持ってるなんて嫌だよね…ごめんね返さなくて』
    彼女が俺の手に鍵を握らせる
    『返さなくちゃって解ってたんだけど、これを返したら和くんとの繋がりがなくなると思うとつい…』
    彼女が俯く
    俺は何も言う事が出来ないでいた…言いたい事はいっぱいあるはずなのに…

    ハッパ~
    車のクラクションが彼女を呼んだ
    『あっ、私行くね…』
    『うん…』
    彼女は俺の手を握ると
    『今までありがとう~楽しかったよ。仕事頑張ってね。テレビを見て、か…二宮君の事応援してるよ。もう会う事は無いけど、ずっと二宮君の事応援してるから…』
    そう言うと彼女は行ってしまった
    俺は…何も言えず…ただその場に立ちすくんでいた


    『あれ~ニノじゃん』
    振り向くと潤くんがいた
    『どうかした?』
    俺の様子がおかしい事に気が付いたみたい
    『あっ…何でも…』
    そこまで言うと涙がこぼれた
    『どうしたんだよ?とりあえず、そこに入ろう』
    俺は潤くんに手を引っ張られ、近くのコーヒーショップに入った

    『飲めば…落ち着くよ』
    潤くんが俺の前にコーヒーを置いた
    俺の好きなミルクたっぷりの甘めのコーヒー
    一口飲むと暖かさが体中に広がる…
    『で、どうしたの?言わなかったけどみんな心配してたんだぜ、近頃ニノ元気なかったからさ』
    俺は思い切って今までの事を話した
    彼女を裏切った事、他の子と付き合った事、結局彼女が忘れられずにいる事、そして…今、あった事…
    俺の話を黙って聞いていた潤くんが、最後まで聞き終えると 口を開いた
    『で、ニノはどうしたいの?』
    『えっ…俺…』
    暫く考える
    『俺は…俺は彼女と一緒にいたい!!』
    自分でもびっくりする位、大きな声とはっきりした口調…
    『じゃ~それを彼女に伝えなよ!』
    潤くんがフッと笑う
    『えっ…でも彼女ひは彼氏が…』
    『ニノ確かめたの?』
    俺は顔を横に振る
    『彼女ニノとの繋がりを切りたくなくて鍵持ってたんだろ?だったら、まだニノへの気持ち残ってるんじゃないの?!』
    『ニノ前に言ってたよね、彼女は空気みたい存在だって…空気ってあって当たり前だけどさ、無くなると生きて行けないぜ!ここで頑張らないと一生後悔するぞ』
    潤くんの言葉にはっとして顔を上げる
    『潤くん…くさい…』
    ニャッと俺が笑う
    『うるさい///』
    真っ赤になる潤くん
    二人で顔を見合わせて笑った

    続きます

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