嵐(妄想・小説) へのコメント(No.3864

  • No.3863 あんま

    SH3F

    10/09/08 21:04:25

    >>3858
    続きです

    『あれ~和じゃない?』
    仕事が終わり、家の前でマネージャーの車を降りると、声をかけられた
    いきなり声をかけられて、びっくりしてに振り向くと
    『あぁー!!やっぱり和だぁ!久しぶり』
    親しげに近づくて来る女の子…誰だっけ???
    『え~覚えてないの?ショック…』
    『ごめん…誰だっけ?』
    『前に一緒にゲームしたじゃ~ん!〇〇さん家でさぁ~徹夜でゲーム大会したじゃん~』
    一生懸命に記憶をたどる…
    あぁ~確かにこんな感じ子居たかも…でも、和って呼ばれ程親しかったけ…??
    『思い出した?』
    考え込んでいる俺の顔を覗き込む
    『あっ…うん、うん』
    とりあえず、愛想笑い
    『よかった~あの時また一緒にゲームしたいねって言ってたのに、和全然来ないしさぁ~あっ、和って今、時間ある?』
    『えっ…あっ…うん』
    『じゃ~一緒にゲームしようよ。ちょうど今、予約していたゲーム取って来た所なんだ』
    鞄からゲームを取り出した
    『ね~いいでしょう~今日発売のヤツだよ』
    あっ、気になっていたヤツだ…
    『ね~和の家ってこの近く?』
    『あ…うん…このマンション』
    『じゃ~行こう』
    俺は彼女に引っ張られる様にマンションに入っ行った
    『楽しみだね』
    つい…笑顔で無邪気にはしゃぐこの子を、かわいいと思ってしまった
    おとなしく、控え目な彼女とまた違う魅力…
    『そうだね…』
    別に夜中まで仕事だって嘘を言った訳じゃない…急にキャンセルになったんだし、それにゲームするだけだし…
    『そう…友達と部屋でゲームをするだけ…』
    自分に言い聞かせるように小さく呟くと、彼女を俺の部屋に招き入れた

    続く

  • No.3864 あんま

    SH3F

    10/09/08 21:52:48

    >>3863
    続きです

    『あぁ~死んじゃった…もう一回やっちゃお~と』
    『え~今度は俺だって~』
    趣味が合うこの子との時間は、思ったより楽しかった
    二人でゲームを取り合いながらじゃれつく…
    ふと、目が合う…
    沈黙の後…気がつくとキスをしていた

    …ガチャ…
    その時、玄関で鍵を開ける音がした
    はっと我にかえって、慌て離れると玄関へ行った…

    『和くん帰ってたんだ~近く通ったら洗濯物干しっぱなしなのが見えたからさぁ~』
    彼女だった…
    『あれっ?お客さん?』
    玄関にある靴を見付けて、彼女が尋ねた
    『あっ、うん、友達とゲームして』
    『和~誰か来たの?』
    ひょっこり顔を出した…
    ヤバイッ?!
    慌てる俺の横で彼女はペコッとお辞儀をして
    『すいません妹です。近くを通っので来ちゃいました~お邪魔しちゃ悪いので、帰りますね』
    そう言うと外に飛び出して行った



    『ちょっと待ってよ!待っててば!』
    マンションの入口の所で彼女の腕を掴んだ
    『誤解だって!友達だよ友達!ゲームしてただけ』
    彼女を俺の方に向けた…彼女は泣いていなかった
    『和くん、口紅ついてるよ』
    彼女が俺の唇を指で拭った
    慌てて自分の手の甲で唇を拭った
    『しょうがないなぁ…和くん嘘へたなんだから』
    彼女がフッと笑う
    寂しいそうな、消えそうな笑顔
    『口紅なんてついてないよ…』
    『えっ』
    『仕方ないよ…恋愛なんてこんなもん。どちらかが覚めれば終わり…大丈夫だよいつかは終わりが来るって解っていたから…和くんと私では住む世界が違う…大丈夫~覚悟出来てたから…』
    俺は何も言え無かった
    『ほら~部屋に帰えらないと…和くん帽子も眼鏡もないんだから~嵐だってばれちゃうよ』
    また彼女がフッと笑った
    目には涙が溢れていた
    『じゃ~ね和くん、バイバイ』
    彼女は俺の頬に軽くキスすると、走って行ってしまった

    まだ、続きます

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返信コメント

  • No.3867 あんま

    SH3F

    10/09/08 23:10:08

    >>3864
    続きです

    ニヶ月後…

    あの時のゲームをした彼女とは、もう会っていなかった
    彼女と別れ後、何度か一緒ゲームをしたりしていた
    そのうち、【何処連れててよ!】【もう、つまんない】【仕事と私どっちが大事なのよ!】喧嘩が絶えなくなっていった
    決定的な喧嘩…彼女が言ったんだ…
    『友達と会ってよ~和が彼氏だって自慢したいんだ~』
    『えっ、無理に決まってるでしょう!てか、普通は内緒にするでしょう!』
    そう言うと彼女は
    『え~紹介も自慢も出来ないんじゃ、芸能人と付き合ってる意味ないじゃん!』

    彼女は…別れる最後の時まで、俺との関係がばれる事を心配してた…
    いつも、いつも俺の事を考えて、俺との時間を大切にしてくれた…
    気が付くと涙が溢れていた…
    【仕方ない】
    【しょうがない】
    彼女の口癖…
    フッと寂しく笑う癖…
    俺と出会っ頃はよく笑って、話す女の子だった…
    いつからだろう…笑わなくなったのは… 【仕方ない】
    【しょうがない】
    が口癖になったのは…
    口癖じゃないな…俺が言わせてたんだ… 俺は何も気が付かず、彼女の優しさに甘えていた
    自分の情けなさに涙が出た…
    『俺、お前と一緒にいるの無理だわ…』
    俺がそう言うと、彼女は怒って出て行った…それっきり…


    『お疲れ~』
    仕事が終わりテレビ局を出る
    仕事をして家に帰って寝る…そしてまた仕事に行く…そんな繰り返しの毎日
    彼女に会いたい…合わす顔なんて無いのに…でも…会いたい
    そんな事を考えて歩いていると、いつの間にか彼女の仕事場まで来ていた
    ふと視線を向けると彼女が…
    彼女が一台の車に歩みよる
    あっ…彼氏出来たんだ
    振り向いて歩きだすと
    『和くん!』
    俺に気が付いた彼女が、こっちに走ってきた

    『和くん久しぶり…元気だった?』
    『うん、まっ…ぼちぼちね』
    彼女は俺を見ると
    『ね~和くん痩せた?ちゃんと食べてる?和くんゲームに夢中になるとご飯食べないんだから~』
    『えっ食べてるよ…そっちこそ痩せた?』
    『うん、ダイエット』
    彼女が微笑んだ
    嘘つき…俺のせいのくせに

    暫くの沈黙…
    彼女が思い切った様に口を開く
    『和くん…これ取りに来たんだよね…』
    彼女は鞄から鍵を取り出した
    そう…俺の部屋の鍵

    続きます

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