嵐(妄想・小説) へのコメント(No.3868

  • No.3867 あんま

    SH3F

    10/09/08 23:10:08

    >>3864
    続きです

    ニヶ月後…

    あの時のゲームをした彼女とは、もう会っていなかった
    彼女と別れ後、何度か一緒ゲームをしたりしていた
    そのうち、【何処連れててよ!】【もう、つまんない】【仕事と私どっちが大事なのよ!】喧嘩が絶えなくなっていった
    決定的な喧嘩…彼女が言ったんだ…
    『友達と会ってよ~和が彼氏だって自慢したいんだ~』
    『えっ、無理に決まってるでしょう!てか、普通は内緒にするでしょう!』
    そう言うと彼女は
    『え~紹介も自慢も出来ないんじゃ、芸能人と付き合ってる意味ないじゃん!』

    彼女は…別れる最後の時まで、俺との関係がばれる事を心配してた…
    いつも、いつも俺の事を考えて、俺との時間を大切にしてくれた…
    気が付くと涙が溢れていた…
    【仕方ない】
    【しょうがない】
    彼女の口癖…
    フッと寂しく笑う癖…
    俺と出会っ頃はよく笑って、話す女の子だった…
    いつからだろう…笑わなくなったのは… 【仕方ない】
    【しょうがない】
    が口癖になったのは…
    口癖じゃないな…俺が言わせてたんだ… 俺は何も気が付かず、彼女の優しさに甘えていた
    自分の情けなさに涙が出た…
    『俺、お前と一緒にいるの無理だわ…』
    俺がそう言うと、彼女は怒って出て行った…それっきり…


    『お疲れ~』
    仕事が終わりテレビ局を出る
    仕事をして家に帰って寝る…そしてまた仕事に行く…そんな繰り返しの毎日
    彼女に会いたい…合わす顔なんて無いのに…でも…会いたい
    そんな事を考えて歩いていると、いつの間にか彼女の仕事場まで来ていた
    ふと視線を向けると彼女が…
    彼女が一台の車に歩みよる
    あっ…彼氏出来たんだ
    振り向いて歩きだすと
    『和くん!』
    俺に気が付いた彼女が、こっちに走ってきた

    『和くん久しぶり…元気だった?』
    『うん、まっ…ぼちぼちね』
    彼女は俺を見ると
    『ね~和くん痩せた?ちゃんと食べてる?和くんゲームに夢中になるとご飯食べないんだから~』
    『えっ食べてるよ…そっちこそ痩せた?』
    『うん、ダイエット』
    彼女が微笑んだ
    嘘つき…俺のせいのくせに

    暫くの沈黙…
    彼女が思い切った様に口を開く
    『和くん…これ取りに来たんだよね…』
    彼女は鞄から鍵を取り出した
    そう…俺の部屋の鍵

    続きます

  • No.3868 あんま

    SH3F

    10/09/09 00:16:22

    >>3867
    続きです

    『別れた彼女がいつまでも鍵持ってるなんて嫌だよね…ごめんね返さなくて』
    彼女が俺の手に鍵を握らせる
    『返さなくちゃって解ってたんだけど、これを返したら和くんとの繋がりがなくなると思うとつい…』
    彼女が俯く
    俺は何も言う事が出来ないでいた…言いたい事はいっぱいあるはずなのに…

    ハッパ~
    車のクラクションが彼女を呼んだ
    『あっ、私行くね…』
    『うん…』
    彼女は俺の手を握ると
    『今までありがとう~楽しかったよ。仕事頑張ってね。テレビを見て、か…二宮君の事応援してるよ。もう会う事は無いけど、ずっと二宮君の事応援してるから…』
    そう言うと彼女は行ってしまった
    俺は…何も言えず…ただその場に立ちすくんでいた


    『あれ~ニノじゃん』
    振り向くと潤くんがいた
    『どうかした?』
    俺の様子がおかしい事に気が付いたみたい
    『あっ…何でも…』
    そこまで言うと涙がこぼれた
    『どうしたんだよ?とりあえず、そこに入ろう』
    俺は潤くんに手を引っ張られ、近くのコーヒーショップに入った

    『飲めば…落ち着くよ』
    潤くんが俺の前にコーヒーを置いた
    俺の好きなミルクたっぷりの甘めのコーヒー
    一口飲むと暖かさが体中に広がる…
    『で、どうしたの?言わなかったけどみんな心配してたんだぜ、近頃ニノ元気なかったからさ』
    俺は思い切って今までの事を話した
    彼女を裏切った事、他の子と付き合った事、結局彼女が忘れられずにいる事、そして…今、あった事…
    俺の話を黙って聞いていた潤くんが、最後まで聞き終えると 口を開いた
    『で、ニノはどうしたいの?』
    『えっ…俺…』
    暫く考える
    『俺は…俺は彼女と一緒にいたい!!』
    自分でもびっくりする位、大きな声とはっきりした口調…
    『じゃ~それを彼女に伝えなよ!』
    潤くんがフッと笑う
    『えっ…でも彼女ひは彼氏が…』
    『ニノ確かめたの?』
    俺は顔を横に振る
    『彼女ニノとの繋がりを切りたくなくて鍵持ってたんだろ?だったら、まだニノへの気持ち残ってるんじゃないの?!』
    『ニノ前に言ってたよね、彼女は空気みたい存在だって…空気ってあって当たり前だけどさ、無くなると生きて行けないぜ!ここで頑張らないと一生後悔するぞ』
    潤くんの言葉にはっとして顔を上げる
    『潤くん…くさい…』
    ニャッと俺が笑う
    『うるさい///』
    真っ赤になる潤くん
    二人で顔を見合わせて笑った

    続きます

コメント

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返信コメント

  • No.3871 あんま

    SH3F

    10/09/09 07:54:21

    >>3868
    続きです

    俺は潤くんの言葉に背中を押され、彼女のアパートへと走り出していた
    ちゃんと彼女に俺の気持ち伝えなくちゃ…

    アパートに着いて、彼女の部屋を確かめる
    電気がついてるから居るはず
    俺は深呼吸すると、思い切ってインターホンを押した


    『はぁ~い』
    彼女の声
    『俺…遅くにごめん…』
    バタバタと音がして鍵が開く
    『か…二宮君…どうしたの?!』
    玄関を見ると男物の靴があった
    『あっ…あのさ…』
    ダメだ…言葉が出てこない
    『誰か来たのか?』
    奥から男の声がする…やっぱり彼氏出来たんだ
    『えっ…あ…うん…』
    彼女は何て答えていいのか困っているみたいだった
    そういえば…前にもこんな事が…
    そう…あの日…彼女との最後の日…違うのは俺と彼女の立場は逆って事…
    あらためて、その時の彼女の辛さ、悲しさが解って胸が苦しくなった

    男は奥から出て来ると、俺の前に立ち睨むようにこっちを見ていた
    しばらく見ていると、男は俺を指をさし
    『これが、お前の元気がない原因?』
    『えっ…違う…』
    慌てる彼女
    状況が飲み込めない俺
    俺を睨む男

    三人の間にしばらく沈黙が続く…最初に口を開いたのは男だった
    『ふ~ん、まっいいや…じゃ~俺、帰るは』
    そう言うと奥に荷物を取りに行き、玄関に戻ってきた
    男は彼女の頭に手を置くと、また俺を睨み
    『あんまりこいつの事、悲しませるなよな!』
    俺の肩を軽く叩くと出て行った

    『ちょっと、お兄ちゃん…』
    『えっ…お兄さん?!』
    『あっ…うん…お兄ちゃん、私が近頃元気ないからって、会社に迎えに来てくれて…』
    あっ、あの車…お兄さんだったんだ…ホッとする俺
    それからしばらく、二人して言葉が見つからず、玄関で無言で立ちすくす…
    【今、頑張らないと一生後悔するぞ】
    潤くんの言葉を思い出し、俺は思い切って口を開いた
    『あっ///あのさ…もう一度…もう一度俺の所に戻って来て欲しいんだ』
    『えっ…』
    『君の事忘れられないんだ…誰といても何をしても…ずっと後悔してたんだ、あの日の事…』
    彼女が俺を見つめている
    『俺…都合のいい事言ってるって分かってる…ひどい事したのも分かってる…戻って来てなんて言る立場じゃないけど…』
    彼女の目から涙が溢れていた



    ごめんなさい…続きます

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