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- 18/10/18 10:36:46
一体何がきっかけで、母親は“ホスト狂い”になったのか?
東京・目黒区の自宅で生後2か月の長女を、劇薬指定された成分を含む薬を飲ませて殺害したとして、殺人罪に問われた母親で無職の田畑幸香被告(24)の裁判員裁判の初公判が15日、東京地裁(任介辰哉裁判長)で開かれた。
起訴状によると、被告は一昨年12月29日ごろ、殺意を持って血液降下剤や糖尿病の治療薬が入ったミルクを長女の織音ちゃんに飲ませ、薬物中毒で殺害したとされる。
以前は特殊メークの仕事をしていた田畑被告は、スッピンで紫色の服、ジーパンで入廷。小さな声で「私は娘に対して薬を盛ったりはしていません」と無罪を主張した。
検察側は冒頭陳述で「被告は長女の父親に当たる男性が働いていたホストクラブの客だった」と指摘。「妊娠発覚時には、既に中絶期間の妊娠22週を過ぎていた。ホストとの縁も切れており、望まない妊娠だった。出産は友人にも隠していた」と述べた。
事件当時には、SNSで「子どもが邪魔」「ホストと遊べない」と書き込みをしていた。さらに、検察側が「犯行当日には、友人とホストクラブに行く約束をしていたことがLINEで判明した」と述べたことで、かなりホストに依存していたことが明らかになった。
弁護側は、被告には薬の毒性の知識がなく、投与した直接的な証拠もないとし「当日も予防接種を受けさせており、殺害する動機はなかった。搬送時には『うちの子が死ぬわけない。早く病院に連れて行って』と叫んでいた」と明かした。
警視庁によれば、被告は自宅で破水し、織音ちゃんは低出生体重児で生まれた。出生時から人工呼吸器につながれており、病院で管理されていたが、退院時には発作などはなかったという。
退院後わずか1週間の娘を殺害したとされる母親の判決は、31日に言い渡される。
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