氷河期世代って本当にどうしようもないね

4月からうちで働き始めた40代後半の男性

採用には私も関わってたんだけど、どの応募者も決め手がなく、せめて国から助成金をもらえる応募者を、ということで、ハローワークの氷河期世代安定雇用実現コース出身者である彼を採用。正社員経験こそないものの、面接では人柄も良さそうに見えた

ところが、真面目だったのは最初の数日だけ
それ以降は毎日、当たり前にように遅刻してくる

汗だくで挨拶もせずに入ってきて、自分の席にどっかと座り、エアコンとは別にある扇風機を自分にだけ向ける。がさつで、カバンの中のものを出すのにも引き出しを開けるのにも音がうるさい

仕事はできない。面接で「できる」と言ってたことができないのはもちろん、WordやExcelの基本的な操作すらできない。グループウェアの操作に関してはマニュアルも読まない、覚えようとしない
話を聞かない、メモも取らない。常識も備わってなくて、社外のクライアントのご担当者様に「お疲れさまです」ってメールを送ったりする

上司の私に確認してから実行すべきことを勝手にやる。しかもミスだらけ
時には褒めた方がいいのかもと思って少し褒めると、俺は天才だと言わんばかりに調子に乗る

能力は極めて低いのに、態度は偉そうで、私にはタメ口。年下の同僚たちには、自分が一番できないのにアドバイスしようとしたり、「センスねーな」と嘲笑ったりする

能力を責めるのは気の毒な面もあるから、勤務態度に関してのみ注意したら、ふてくされて、「ギリギリでしか生活できない給料しかもらってないのに、そんなこと言われる筋合いはない」とか言う。私も切れて「あなたって本当にどうしようもないね」と言ったら、パワハラで労基に訴えると私を脅す

彼だけじゃない。採用応募者の中には氷河期世代の人が多かったけど、志望動機の欄に就職できなかった言い訳を書き連ねたり、働いてなかったけど小説を書いてきたからと作品を同封してきたり、不採用であることを伝えたら罵倒する返信をしてきたり、40代で正社員歴のほとんどない応募者は、本当にどうしようもない人が多かった

もう二度と雇わない