私が王妃として誕生した時の話。

匿名

匿名

15/03/02 13:45:29

私の実家が超がつくくらいの大金持ち。庭の人工芝生の東南の方には噴水付きの池、真ん中にはバラのアーチ状トンネルがあり、地下駐車場にはたくさんの古そうな車が泊まっていました。
なかなか子宝に恵まれずやっと授かったのが私で、小さい頃は毎日ドレスや王冠をかぶっていました。自分のことを「お姫様」だと本当に思ってました。
そして昨年12月結婚した相手というのが、ドバイ出身の方。お正月に彼の実家へ行きましたが、私の実家よりも広大で豪華、千倍以上もの池、それを見た時、「あっ、、、私は本物の王妃になったのだ」と感じました。
両親は、将来私が嫁いでも恥ずかしくないようにお姫様修行をしてくれていたんだと思いました。

コメント

古トピの為、これ以上コメントできません

  • No.65 匿名

    15/03/03 08:44:17

    本題は、ここからで私は王妃として育てられてきたため、彼と出会い恋に落ちるまで実質上恋愛をしたことがありませんでした。女中の年配の(タキさん)から「嫁いだ時に男性を相手にする修行」たるものを教えて頂きました。
    心得として頭には身についていたものの 、実践するとなると難しいものでした。彼は、何人かの女性とお付き合いしたことがあり、逆に私のような人間が珍しく感じるらしく「愛が勿体ない」と言い、大事にしたいと考えているようでした。
    彼とは、各国のセレブ達が集うオークション会場で出会いました。昨日、出会った時の話しをしていた時に彼から「本当は遊びのつもりだったんだ最初は。でも君は真面目だ。こんなに虜になったの初めてだ。どうしてくれる?もう君にメロメロだ。早く君を奪いたい。」と衝撃的なことを言われました。
    そうなんです…、私は王妃として育てられてきたため、男性とは、まだ未経験だったのです。
    そんな時、先日、彼の両親が来日して遊びにきてくれました。両親は「早く可愛い子供を産みなさい」と英語で優しく言ってくれました。

  • No.67 匿名

    15/03/03 08:52:06

    >>66続きは無いのですけど、彼という人間性を知って頂いた上で彼のことについて相談させて頂きたいと思いました。
    後日、今住んでいる家の間取り、私の実家の天井まで届く吹き抜けについてのお話を書かせて頂きます。

  • No.84 匿名

    15/03/03 13:08:06

    ここでブレイクタイム。
    私の実家についての小話を一つ。
    前記した通り、私の実家はベージュのレンガ造りの家でした。玄関から広がる広大な吹き抜けには、大きな丸い形をした天窓がついており、そのすぐ下には20畳程の小さな休憩所があり、夜空が輝く日は簡易式の天体観測となる訳です。
    ある日、いとこの(サレーム・ジョンスペ君)と天体観測大会をしようとなりました。その日だけお許しを貰えた、たくさんのお菓子、ジュースを休憩所に持ち込み、夜になるのを待ちました。
    きれいに輝く星空を見上げながら、ジョンスペ・スカイ君は言いました。
    「将来は、ぼくがお嫁さんになってあげるからね!」
    当時幼かった私には意味が分かりませんでしたが、恐らく大きくなっても毎日こんな楽しい日々が過ごせるならうれしい、と思い「うん!いいよ!」と答えました。
    「あっ!流れ星!」を見つけた瞬間、口に甘酸っぱいイチゴの味がしたのです。
    今思うと、これが私のフォーストゥーキス、だと思いました。

  • No.91 匿名

    15/03/03 16:55:20

    彼とは、モルティブと日本との遠距離恋愛でした。さながら会う機会も少なかったのですが、3度目のデートでプロポーズを受けました。いわゆる「宝石弁当」を携えて、やって来たのでした。
    ダイヤモンド(ブラック・ピンク)、サファイア、ルビー、エメナルド、トパーズの宝石の入ったお弁当でした。
    彼は「これくらいじゃ足りないくらいの愛を君とトワに…」と、約東京ドーム1個程大きな大きなダイヤの指輪を渡されました。
    その2年の交際を経て、昨年12月に結婚しました。
    彼は、私のフォーストゥーキスを望んでいました。しかし、私はジョンスペ君とのフォーストゥーキスが頭を過ぎってしまったのです。
    いつしか、私は彼に嘘をついているのではないかと自責の念にかられるようになりました。

  • No.95 匿名

    15/03/03 16:58:49

    >>93すみません。彼がドバイ出身で日本語英語のため私も少し訛ってしまいます。

  • 広告
  • No.97 匿名

    15/03/03 17:07:32

    そして、先日の話です。
    マンションの名義を彼にすることになりました。必要書類が分からず市役所に出向きました。そこで彼の出生の秘密なるものを聞かされました。
    彼は、継母の子であったこと、血のつながりがないこと、そして起業するために本名を捨てていたこと…。
    そこには見覚えのある名前がありました。ジョンスペ・アラブ…、そう、彼こそがジョンスカイ君のお兄さんだったのです。
    約10年ぶりの再会に私は気が動転しました。
    彼に「ジョンスカイ君に会いたい」と言うのは、いけないと分かっていますが、聞きたくても聞けない状況にいます。
    そして来月、とあるホテルにて結婚セレモニーを挙げるのです。
    私は、遙か昔に婚約の約束をしたジョンスカイ君と逃げるため「卒業」を希望したいと願うようになっています。
    どうすれば……。涙がキレイな宝石で…、もう泣きたくありません。

  • No.124 匿名

    15/03/03 21:18:45

    女中のタキさんは、もうシワシワのご高齢ですが長年に渡り私や両親を支えてきてくれました。ご高齢と言えども、母が言うには若い頃は大変な美人さんだったそう。シワシワな中にも品があり、決して私達家族より目立つこともせず必ず3歩後ろを歩くような方でした。でしゃばることもせず、かと言って自分が思うことは自分の言葉で伝える芯の通った女性でした。
    母に対しても対等に意見してくるタキさんを、いつしか母も家族いやそれ以上の関係性を望むようになりました。そして母とタキさんは信頼関係を深めていきました。
    そんな時です。母の中にも私の記憶の中にもずっと記憶に残る大事件が起きたのでした。

  • No.126 匿名

    15/03/03 21:23:40

    それは私がまだお下げ頭をしていた女学院時代のことでした。
    ある日、学校から帰ると母が真っ青な顔をしておりました。所用から戻ると母が大事にしていたネックレスが無くなっていたのです。母は泥棒が入ったのではないかと混乱しておりました。タキさんは父に迷惑をかけないよう様子をみましょうと提案してきました。
    宝石の盗難は、頻繁に続くようになっていったのです。

  • No.128 匿名

    15/03/03 21:29:22

    そんなある日、母が祖母の形見として大事にしていたパールの真珠までもが盗まれてしまったのです。
    さすがに母も疲労困憊してきました。しかし、他の女中達がタキさんを疑いの目で見るようになっていったのです。
    というのも、タキさんが寝室のリネン交換をする日に限って盗難事件が起きていたのでした。
    母の寝室は、母が認めた人間しか入ることが許されませんでした。すなわち母が認めた人間、タキさんしか入室が不可能だったわけです。
    いつしかその噂は母の耳にも入ることになったのです。

  • No.129 匿名

    15/03/03 21:36:27

    母は意を決してタキさんに伝えました。するとタキさんは、「事実無根です。信じてもらえないと思いますが、奥様に気に入られている私を妬む女中が数人いるのです。犯人の目星もついてます。神に誓ってもよい。指紋でも何でも調査を希望します。警察に調べて貰えれば真実が分かりますでしょう?」
    タキさんの目は、真実の目の輝きをしていました。
    数日後、警察による指紋調合の結果、タキさんの指紋と全て一致しました。タキさんが盗んでいたのです。
    母も私も周りにいた他の女中達も椅子から「ズコーーッ」と拍子抜けしてしまいました。
    その後もタキさんの盗難癖は続きました。

  • No.136 匿名

    15/03/04 00:40:13

    盗難癖のある、こんなタキさんではありましたが、前途でもご紹介しましたようにタキさんは「男性を相手とする心得」たるものを教えて下さった女性でありました。
    実践と講義にて修行を受けましたが、中でも数年前に受講した講義が今でも胸の中で輝いています。
    『女性は手が入らない物を奪いたくなる習性の生き物』というテーマでタキさんの持論を教えて頂きました。

  • No.143 匿名

    15/03/06 11:40:26

    やがてタキさんは、父にも色仕掛けをしてくるようになったのです。
    とは言ってもタキさんは20も上、父は全く相手にもしておりませんでした。
    先日、タキさんが亡くなった時、封がされたままの封筒が見つかりました。母と相談して中を見てみることになりました。
    中身は遺書のような内容でした。父に恋い焦がれていたこと、私は実の娘では無いこと、母には秘密があることがサラッと書いてありました。
    ふと母の顔を伺うと、般若になっておりました。母はその手紙をブリブリに破り燃やしてしまったのでした。
    「これでお望み通りに焦がされましたわね…」と母が言った言葉は今でも忘れられません。

1件~12件 ( 全12件)

*コメント欄のパトロールでYahoo!ニュースのAIを使用しています

投稿するまえにもう一度確認

ママスタコミュニティはみんなで利用する共有の掲示板型コミュニティです。みんなが気持ちよく利用できる場にするためにご利用前には利用ルール・禁止事項をご確認いただき、投稿時には以下内容をもう一度ご確認ください。

上記すべてをご確認いただいた上で投稿してください。