【総合】自民党 へのコメント(No.540

  • No.539 つづき

    13/01/05 12:45:21

    >>538
     野党ではまず、衆院選で壊滅的な大敗を喫した民主党が再生できるかどうかです。

    大敗の原因は政権を担当した3年3カ月の混迷に対する国民の拒絶感であったことは言うまでもありません。

    仮に自民党政権に大きな失点があったとしても、それなら民主党に委ねようと、半年間で信頼を取り戻せるほど甘くはありません。

     海江田万里代表ー細野豪志幹事長の体制で新たなスタートを切りましたが、結党以来抱えてきた綱領がないことに代表される理念や基本政策の欠如とそれに基づいた結束力のなさ、労組依存体質といった根本的な問題を解消しない限り、再生はありません。

    それこそ、参院選までと焦るのではなく、中長期的視野に立って立て直しをはかるべきでしょう。

    党執行部にその姿勢がみられなければ、参院選後だけでなくその前にも、離党者が相次ぐ可能性があると思います。

     ここで付言したいのは、民主党の最大の支持団体である連合のあり方です。
    連合はひとごとのように民主党の責任にしていますが、民主党政権の失敗は連合の失敗でもあります。

    連合は平成元年に官公労の旧総評と民間労組の旧同盟などが統一して結成されましたが、それが労働運動として良かったのでしょうか。

    官公労と民間労組では当然、求める要求も政策も異なるわけで、それを一つにしている意味があるのでしょうか。

    私はこれを機に労働界のあり方も考えるべきで、労働運動的にも政治的にも失敗に終わった連合は、再編を検討すべきだと思います。
    これについては後のこのコラムで詳しく述べたいと思います。

    つづく

  • No.540 つづき

    13/01/05 12:50:29

    >>539
     一方、昨年の衆院選で第三極と位置づけられた日本維新の会やみんなの党は、衆院選でもそれほどの追い風が吹かなかったことを考えると、今年の参院選ではさらに厳しい視線が向けられることでしょう。

     日本維新の会について言えば、石原慎太郎、橋下徹両氏を共同代表としましたが、大阪の本部と大所帯になった国会議員団という二元体制が、国民に支持されるのかという問題があります。

    実際に党の意思決定で混乱が生じていますし、国民からみても信頼できる体制、運営にしなければ支持を伸ばすことはできないと思います。

    政策面でも、石原氏が率いた旧太陽の党との合流の際に生じた「野合」という批判はまだ払拭できていません。

    半年間に議論に議論を重ねて、明確かつ体系的な理念と政策を打ち出す必要があります。

     みんなの党との連携も課題になるでしょう。

    衆院選では合流できず、選挙協力も中途半端に終わったことから、「第三極共倒れ」になった感があります。
    参院選は複数区と一人区がありますから、戦略的にどう選挙協力を進めるのか、果たして合流はあるのでしょうか。

     私は昨年の衆院選はあまりにも政党数が多すぎて、有権者が選択しようにもできなかったことが、戦後最低の投票率につながった大きな要因だと思っています。

    日本も「決める政治」にするためには、米国型の二大政党とはいいませんが、せめて英国型の三大政党程度に収れんした方がいいと思います。

    維新とみんなの両党は「基本的な政策で一致できる」としているのですから、理念と基本政策を突き詰めて合流を目指すべきではないかと思います。

     場合によっては、そこに民主党ではやっていけなくなった保守系議員が加わるかもしれません。

    そうすると、自民党とは違った「保守」な政党が出来上がるかもしれません。

    衆院選が小選挙区制である限りは、二大政党がしのぎを削る構図となります。

    「保守」の土俵に立った二大政党ができることは、大きな基軸は守りつつも二大政党間で緊張感のある政治という観点からも歓迎すべきことです。

    「野合」はいけませんが、維新、みんなの幹部には時代感覚をもって大同団結という道を考えてもらいたいと思います。

    つづく

コメント

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返信コメント

  • No.541 つづき

    13/01/05 12:54:05

    >>540
     また、第三極に期待されていることは、「何でも反対」という従来の野党とは違って、良い政策には賛成するという是々非々の姿勢です。

    さらに言えば、自ら積極的に法案を提出して、政府・与党を動かして実現させるということがあっていいと思います。


     自民党は参院選まで公約に掲げた保守的政策を封印し、「安全運転」に徹すると思われますので、実現するかどうかは別として、第三極がもつ新しい保守的政策や地方主権、抜本的な行政改革などは、どんどん議員立法して自民党を困惑させるぐらいの存在感を示してほしいと思います。


     第三極がそうした新たな政党の姿を示せれば、単なるブームではなく、本当の意味で国民の期待、支持を得られると思います。

    逆に相変わらず、まとまりのなさや党利党略が表面化すれば、参院選で「自民党圧勝」の結果を生むだけです。

    その意味で、この半年間は第三極にとって歴史的にも重要な意味を持ちます。

    つづく

  • No.543 まとめ

    13/01/06 13:45:56

    産経の
    【高橋昌之のとっておき】

    >>376>>376>>378

    >>538>>539>>540>>541>>542

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