保守ですが何か? へのコメント(No.721

  • No.720 つづき

    15/08/14 21:42:25

    >>719
     ただ、私たちがいかなる努力を尽くそうとも、家族を失った方々の悲しみ、戦禍によって塗炭の苦しみを味わった人々の辛い記憶は、これからも、決して癒えることはないでしょう。

     ですから、私たちは、心に留めなければなりません。

     戦後、六百万人を超える引揚者が、アジア太平洋の各地から無事帰還でき、日本再建の原動力となった事実を。

    中国に置き去りにされた三千人近い日本人の子どもたちが、無事成長し、再び祖国の土を踏むことができた事実を。

    米国や英国、オランダ、豪州などの元捕虜の皆さんが、長年にわたり、日本を訪れ、互いの戦死者のために慰霊を続けてくれている事実を。

     戦争の苦痛を嘗め尽くした中国人の皆さんや、日本軍によって耐え難い苦痛を受けた元捕虜の皆さんが、それほど寛容であるためには、どれほどの心の葛藤があり、いかほどの努力が必要であったか。

     そのことに、私たちは、思いを致さなければなりません。

     寛容の心によって、日本は、戦後、国際社会に復帰することができました。

    戦後七十年のこの機にあたり、我が国は、和解のために力を尽くしてくださった、すべての国々、すべての方々に、心からの感謝の気持ちを表したいと思います。

     日本では、戦後生まれの世代が、今や、人口の八割を超えています。

    あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません。

     しかし、それでもなお、私たち日本人は、世代を超えて、過去の歴史に真正面から向き合わなければなりません。

    謙虚な気持ちで、過去を受け継ぎ、未来へと引き渡す責任があります。

     私たちの親、そのまた親の世代が、戦後の焼け野原、貧しさのどん底の中で、命をつなぐことができた。

    そして、現在の私たちの世代、さらに次の世代へと、未来をつないでいくことができる。

    それは、先人たちのたゆまぬ努力と共に、敵として熾烈に戦った、米国、豪州、欧州諸国をはじめ、本当にたくさんの国々から、恩讐を越えて、善意と支援の手が差しのべられたおかげであります。

     そのことを、私たちは、未来へと語り継いでいかなければならない。

    歴史の教訓を深く胸に刻み、より良い未来を切り拓いていく、アジア、そして世界の平和と繁栄に力を尽くす。

    その大きな責任があります。

    つづく

  • No.721 つづき

    15/08/14 21:45:22

    >>720
     私たちは、二十世紀において、戦時下、多くの女性たちの尊厳や名誉が深く傷つけられた過去を、この胸に刻み続けます。

    だからこそ、我が国は、そうした女性たちの心に、常に寄り添う国でありたい。

    二十一世紀こそ、女性の人権が傷つけられることのない世紀とするため、世界をリードしてまいります。

     私たちは、経済のブロック化が紛争の芽を育てた過去を、この胸に刻み続けます。

    だからこそ、我が国は、いかなる国の恣意にも左右されない、自由で、公正で、開かれた国際経済システムを発展させ、途上国支援を強化し、世界の更なる繁栄を牽引してまいります。

    繁栄こそ、平和の礎です。

    暴力の温床ともなる貧困に立ち向かい、世界のあらゆる人々に、医療と教育、自立の機会を提供するため、一層、力を尽くしてまいります。

     私たちは、国際秩序への挑戦者となってしまった過去を、この胸に刻み続けます。

    だからこそ、我が国は、自由、民主主義、人権といった基本的価値を揺るぎないものとして堅持し、その価値を共有する国々と手を携えて、「積極的平和主義」の旗を高く掲げ、世界の平和と繁栄にこれまで以上に貢献してまいります。

     終戦八十年、九十年、さらには百年に向けて、そのような日本を、国民の皆様と共に創り上げていく。

    その決意であります。

     平成二十七年八月十四日
     内閣総理大臣 安倍晋三

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