中川昭一死亡 へのコメント(No.941

  • No.929 古トピ上げてごめん

    12/03/17 20:08:24

    かなり長いけど故中川氏の講演内容、貼ります。

    【講演】「人権擁護・水 Vol.1」(2008〈平成20〉年6月13日) 中川昭一 ライブラリ
    「人権擁護・水 Vol.1」
    2008年6月13日 昭成会にて

    ◆ねじれ国会

    おはようございます。早朝からまた各地からありがとうございます。

    今日で150日間国会が閉会する予定でした。しかし、ご承知のとおり、参議院で、議論をして反対ならいいのですが、議論もしないまま時間だけがどんどん過ぎて行ってしまいます。

    3分の2の再議決で衆議院でやろう、とこちらが考え出すと、民主党あたりから「けしからん」という意見がでてきます。

    護憲、護憲と言いながら、ここの条文だけは憲法どうりにやるのはダメだとどうやらお考えのようでして、結局、大事な法案が成立しない状況になってしまいました。
    したがって、1週間ほど会期を延長いたします。

    その理由は、たった1つの条約案です。

    これは私が経産大臣の時からずっとやっておりました、ASEANとの自由貿易協定、いわゆるEPA協定です。

    これはASEAN側はフィリピンを除いては、9か国がOKを出しているわけでありますし、またASEANとモノやサービス、あるいは投資、知的所有権等々の協定を結ぶことは、日本にとっても非常にメリットがあると考えています。

    私は経産大臣の時にタイやマレーシアとずいぶん話をしました。

    農産物を外すという前提で苦労しましたけれども、その結果、向こうの工業品、日本が向こうで投資した工業品が、さらなる途上国にどんどん輸出ができるようになりました。

    いわゆる南南貿易というメリットで、タイ・マレーシアとお互いには非常にうまくいっているわけであります。

    ASEANの国々はある意味、ASEAN全体が一つの経済体になりつつあります。

    日本と各国が個別に交渉するのでは限界があるということで、日本とASEAN10か国との間での共通の経済ルールとして作ろうというのが今回の自由貿易協定です。

    とはいえ、例えばタイとやるレベルと、ラオスとやるレベルでは若干、差があるわけでありますけれども、とりあえずASEAN全体を共通の日本との経済ルールをつくろうということで交渉をし、それが衆議院は通りましたが、このままでは廃案になってしまいます。

    続きます。

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